2012年10月 7日 (日)

Frederique Constant is back

先週頭にバーニーズニューヨーク銀座の
時計売り場より電話。
修理に出していたFrederique Constantが
帰って来たとの事。

なので、今日取りにいってきました。
Dscn4979 オーバーホールされて
調子も良くなっている
Carree
ちょっと遅れ気味だった
クセはどうなっているかも
ちょっと楽しみ。

併せて今回の転落の原因になったベルトを
通常のバックルタイプに
替えてもらいましたが、
スナップタイプとバックルだと、
ベルトを逆転しないと付けづらい。

うーんそこまで気を回してくれなかったか、
という事でその場でベルトの長短を逆に。
でも慣れたもので、物の1分程度で
きちんと逆転です。

スナップタイプでは金具のRが大きく
自分の腕ではちょうどいい位置に
時計が来なかったのが、
バックルタイプで
ベルトが腕にフィットする様になり
とてもいい塩梅で使える様になった。

Dscn4980 またこれからも
よろしく。
という感じです。

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2012年9月 3日 (月)

FRANCK MULLER GIGA TOURBILLON

先々週末に日本橋三越本店で行われた
ワールドウォッチフェアに
今年も行ってきました。

買えるわけじゃないんですけどね。

眺めるだけで圧倒的だったのは
Dscn4868 FRANCK MULLER
ギ ガトゥールビヨン

巨大なトゥールビヨンを
4個の香箱で回す
化け物の様な巨大な腕時計。

とはいえ、
真面目な時計師ゆえ求める世界と
時を解釈して芸術として表現する
という意味で
改めてフランクミュラーを見る事が
出来る様になったのは良かった。

歴史や背景を知らずに
表面の意匠だけで極物と思っていたのを
かなり反省。

その表面の意匠も知れば知るほど
深いものです。

腕時計の世界も奥深いです。

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2012年8月10日 (金)

Frederique Constant からの見積もり

夏休みですね♪

その初日、先日調子悪くなったので
修理をお願いしたFrederique Constantの
見積もりの連絡がきました。

なんと、オーバーホールは補償の範囲で実施との事。
嬉しい一言。

というかブランドを立ち上げようという
気概が見えている顧客サービスの一環かも。

修理には1ヶ月程度かかるということですが、
もちろん待ちます。
こういう機械は少しずつ自分のものになって行く感じが
やっぱり嬉しいですね。

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2012年7月28日 (土)

Frederique Constant Carree

なんと、900件目の記事になりました。
ちょっとバイクネタではないのですが。

だってあまりにも暑いし...。

以前にも記事にしたかもしれませんが、
お気に入りの腕時計の一つ
Frederique Constant Carreeです。
Dscn4696
スイスの新興時計会社、
もともと銘板の
彫刻加工などをしていた
金属加工会社が
転じてキャリパーまで
独自で作り始めたというところ。

自動巻なので週に一度は身につけ
残りはワインダーで巻いている具合です。

が、なんと木曜日に落としてしまいました。
運悪くたまたま打ち合わせに行っていた居室の
床が硬かったし(涙

ということで、ちょっと修理に出さないとならなさそう

ま、こうやって手を入れて行くことも
一緒に過ごした時間の証しとしましょう。

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2012年1月16日 (月)

PANERAI と ASTRODEA

かみさんが伊勢丹好きなので、
毎月伊勢丹からの通信が届く。

今月の18日から24日まで
メンズ館のある新宿店で
<パネライ>タイム&スペース
〜ガリレオに捧ぐ〜

というイベントがあるとのこと。

そこで先行発売される
ラストロノモ・ルミノール1950トゥールビヨンイクニエーションオブタイムチタニオ50MM
という時計、
背面に星座が描かれている。
おそらくは時と共に回る天体表示。

でも天体表示だけを比較すると
シチズンのASTRODEAの方が病的に凝っている。
時計としても銘板を時針と合わせてゆっくりと回す
これまた病的な構造。
なのにとてもリーズナブルな価格で
世に出てきてくれたのは日本製さまさま。
PANERAIの50MMの約1/500の値段ですからね。
工芸品としてのアプローチをしている
CAMPANOLA Cosmosignでも約1/60。

方や廉価なクォーツのムーブメント、
方やトゥールビヨンなので、腕時計としては
比較すること自体失礼なのかもしれませんが、
腕時計の価値というのはとても奥が深い。

病的に天体表示が正確であることの追求自体の価値を
理解してくれる人がそれほどいない
ということなのかも知れませんが、
このシチズンの天体時計は一人の従業員の方の
経歴から社内ベンチャーへと発展している。
アストロデア開発秘話

従業員の趣味から、唯一無二、
技術的且つ学術的に他の追随を許さない製品を
作り出せたのは日本という国だったからかもしれない。

一人一人の趣味に持ち前の技術を合わせる、
分野を跨がったコラボレーションが可能な土壌が
日本のものづくりの一つの優れていたところ。

なんて思ったりしながら
人材の絶対量の多い中国、インド、
国として業界を越えたコラボレーションを
戦略的にしているであろう韓国、
目の肥えたインキュベーターが多いだろう米国、
に対して個人、個企業だけの日本。
(逆に国が寄生虫になっているようにも思える)
アドバンテージはどんどん薄れているんだろうな。

永く続く時と、終りの近い時の両方を見た気がした。

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2011年12月18日 (日)

ASTRODEA電池交換

いい天気の週末でしたが、
バイクネタではありません(涙

先週会社にはめて行った
腕時計ASTRODEA、
毎日家を出るくらいの時間の
7時半で止まっていたので
会社に行って気がついた。

なのでこの週末に
近所の伊勢丹で電池交換。
時計を持って行くと、
「この時計は店頭で電池交換していいのですかね?」
と店員さん同士で論議。
というのもこの時計銘板に星図が描かれていて
その時間の星の位置がわかるという物。
シチズンの一設計者の趣味が
作り上げた感じの時計。

そういうノリ大好き。

なのでこだわりの星座盤である
銘板の位置合わせは店頭ではいたしかねる
という具合なのでもめていました。

もちろん取説で合わせられるので、
何とかなりますからとお願い。

Dscn3706 前回交換から
約3年で交換なので、
妥当なところか。

前回、一気に電池を換えているので
そろそろ皆一気に止まるということか?

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2010年11月30日 (火)

945/1000

カンブリア紀の種の爆発。

様々な姿が同じ行く先を目指して
様々な道を歩んでいく。

腕時計の電子化も
水晶発振に至るまでに
異なる道が有った。

音叉を電磁石でたたき、
生じる一定周波数の振動を利用し
時を刻むACCUTRON。

50年前、クォーツが普及する前に
アメリカのBULOVAが開発。
アポロ計画の正式時計では無いが
宇宙船備え付けの時計、
月面設置の時計として
無重力での動作信頼性を買われた。
アキュトロンの歴史はこちら

Dscn1867 50周年の今年、
その技術に再び陽を当てて
復刻版のスペースビューを
1000個限定発売。

宇宙も電子技術も
いろんな意味で未開拓だったころの
フロンティア達。

今のときを刻みながら当時の時にも
思いを馳せさせてくれる、
タイムマシンかもしれない。

純粋な機械式時計はこれからも作り続けられる。
工芸品として技術者の魂が乗り移ったものは
語り継がれるものになるが、
それ以外は新しいものに塗り替えられていく。

時代の間に生まれた主流になれなかった革新は
革新さ故再び日の目を見ることは無いだろう。
しかし進化も無いため旧くなることも無い。

ある意味貴重な時計なのかもしれない。
Dscn1871 Dscn1873

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2010年8月23日 (月)

匠の技

ここのところバイクネタで更新していません。
ちょっと反省です。

が、今日もまたです。
いい天気でしたが、かみさんの両親と昼食と
ということで日本橋の三越に。

ちょうどワールドウォッチフェアが催されてます。

で、今日はたまたまSEIKO主催で
「匠の技・ムーブメント組立体験スクール」
というのが実施されていて、
並んでみたら50%の確率に当たって参加出来ましたhappy02

Dscn1547 CREDORの
日付表示付き
8L75キャリパーの
時を刻む心臓部
「てんぷ」の脱着と
日付表示の日車を
押さえる板を脱着。

工具は+、−の精密ドライバー1本ずつとピンセットの3つ。
ピンセットの柔らかさにちょっとびっくり。
話を聞いてみると、作業者の方々の好みで
この柔らかさはチューニングするとのこと。
作業の面倒を見てくれた現代の名工の弟子の方の
ピンセットは先端を自分で削り出してました。

Dscf2298 「てんぷ」はマイナスネジ
一個で外れるものの、
その位置決めをしている
ピンとの精度で
真上に持ち上げないと
部品が外れない。
ひげぜんまいに吊られるてん輪にそわそわ。
てん輪の軸に見える極小の粒ルビーに感動。

Dscf2297 次に裏返して
日車押さえを
外しましたが、
4本の極小プラスネジ。
物差しのmm目盛りに
埋もれそうなネジを
恐る恐る緩めて外し、
日車を外します。

とりあえず40分の体験なので、
ここまで分解して、復元作業に入ります。

外した日車を元の位置に戻すのですが、
Dscf2299日付表示を固定する
ラチェット機構に
日車の歯を
かませないといけない。
ラチェット機構自体は
馴染みがあるものの、
薄さ0.2mm程度のシックネスゲージのような
スプリングを相手にするのは...、楽しい。

無事に元の位置に戻して日車押さえをはめ込み
ネジを4本締め付けるのですが、
どのくらいのトルクで締め付けるのかは
+ネジ穴任せ。
キャリパーの台座もネジ自体も強度は十分あるので
一番弱いのは+の部分なんだろうなぁ。

裏返して「てんぷ」取り付け。
てん輪の軸を出しながら取り付けるので
プロでも一苦労とのこと。

...苦労しました。

でも上手く納まったとたん
時を刻み始めるのがとても感動的。

その後、指導してくれた
現代の名工 桜田さんによる
500円玉と同じ薄さのムーブメント組み立てを
見せてもらいました。

てんぷの組立はやはり大変なようですが、
その他6個の歯車を同時に軸を出しながら組み立てるとか、
難しいことをいとも簡単にやられたのはさすがでした。

...デモ用なんでしょうけど、
そのムーブメントを使った時計、7桁じゃないですか...。

Dscn1548 いつも扱っている物の
1/100程度の大きさなので、
戸惑いがいっぱいでしたが、
軸が出ているのかとか、
ロケピンが嵌合していく感触とか、
ネジがかみ合っていく感触、
基本的な部品達の気持ちを感じるのは
どんな機械でも一緒なんだなと感じました。

でも機構と装飾の両方を兼ねているので、
ピンセットでのちょっとした掴み具合で
傷ついてしまう部品達を
傷つけずに作業するのは
やはり修行を積まないとならないのでしょうね。

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2010年7月 2日 (金)

工業品、工芸品

先週末、
新宿の伊勢丹で行われている
ウォッチフェアを覗いてみた。

あまたの中でも自分にとって
全く異なる雰囲気で輝いていたのは
やっぱりBreguet。

ショーケースの中に展示されていた
トラディッショントゥールビヨン・フェゼ
ひげゼンマイの巻き具合の違いにより
変化するトルク変動をキャンセルするために
円錐滑車の径の変化を利用し
チェーンでつないで駆動している。

思わずブース前でBreguetの営業担当の方と
話し込んでしまった。

いまであればもっといろんな方法で
トルク変動のキャンセルが出来るだろうし
ゼンマイすら使わないでモーターを回してしまえば
良いという回答もあるだろう。

でも昔の技術を作り続けることが出来ること。
「手段」の限られた当時に
「目的」を得るために張り巡らせた思索を
実際の物として作ることは
新しい発想へとつながるのだろう。

ともすれば高度な「目的」を安易な「手段」で
考えること無く得ることが出来る今日。
当時から今日に綿々とつながる
技術者達の思いがなし得た結果、
誰もがより高度な「目的」の恩恵を手に出来る。

当時は一部の限られた審美眼を持つものが
それ相応の投資をすることで新しい発想の「手段」を手にし、
新しい発想はより新しい発想を生んでいく。
発想は同じ「目的」を求める技術者だけでなく
異なる領域の「目的」の技術者も刺激し
より高度な「目的」へと導く。

いま改めてその込められた思念と
発想を目の当たりにすることで
すっかりBreguetの世界に引き込まれてしまった。

Dscn1285 なのでじっくりと
改めて眺めてみようと
手にしたカタログ。
Price Listは
全く自分とは異なる世界を
淡々と語り続けてくれた(涙

彼の地はやはりそういう技術を芸術として見極め
育てる文化も綿々と残っているのだろうなとも
改めて感じた。

思考や思索に対する対価が危うくなっている
現在そしてこのアジアの地で
思索を巡らせている身としては
金銭的な報酬というより技術に対する名誉に
ちょっと憧れてしまう、
中世ヨーロッパからつながるそんな文化。

技術者として刺激を受け続けたい
そして刺激を与えることが出来るモノを残したい
と思わせてくれたショーケースの中の
微細なチェーンでした。

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2008年6月15日 (日)

Paul Smith; The city classic

日曜昼、お中元ということでかみさんと
近所の伊勢丹にお出かけ。

毎度いろんなところに寄り道してしまうのだが、
今日はちょっと目についた物があった。
Dscn3965
っていつものように
写真を撮っているということは
買ってしまった
ということなのだが...。
Paul Smithの腕時計

別に昨今の車雑誌含めて盛り上がっている
腕時計ブームに乗せられている
というつもりでもないが、
カーブドガラスの風防と完全手巻きのムーブメントに
ちょっと懐かしさを感じてしまった。

自分が始めて手にした腕時計は、父からのお下がり。
そのSEIKOがちょうどカーブドガラスのやつだった。

今の時代、光発電に電波時計。
放っておいても勝手に時を合わせて
刻み続けてくれるやつがいくらでもいる。

確かに進化の道筋はその方向なのだろうけど
その方向が物として正しいというのが見えてしまうと
ついつい歯向かってみたくなる。

そう、たかが一つの腕時計。
正しい時を刻む構造の趣味性を追求した物もあれば
その時の表現方法に趣味性を見いだした物もあるし
装飾に趣味性を見出した物も数多くある。
金に糸目をつけなければ数限りない選択肢があるけど。

でも時を刻む以上の何かをもたらしてくれそうなのは
びっくりするほど精度も良くない、
手間のかかるこいつの様な気がした。

どこまでつきあっていられるかはわからないけど、
毎日腕時計を巻くという前時代的な作業を、
自分の日常に加えてみたらなんか面白そうだから。

移動するだけなら新幹線で寝て行けばいい。
車なら鉄の箱の中で安穏とドアからドアに行ける。
でもそれだけじゃない何かがあるから
自分はバイクに乗り続けるような気がする。

自分が乗っていないとそいつは倒れて走り続けはしない。
この時計も自分がいないと時を刻み続けはしない。
そう思うとなおさら愛おしく思えてきた。

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