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2018年3月22日 (木)

フローティングピン

久しぶりの投稿です。

手軽さにかまけてSNSでの写真投稿はしているものの
それすなわち、あんまりバイクに手をかけていない状況でした。
反省です。
日曜日にちょっといつもの宮ヶ瀬に
と乗り出したGallina TGA6S1。
乗り出して少しフロントブレーキの感覚が違う。
もともとフルフローティングディスクの
多少のガタを停車時に感じていたものの
ちょっとそのガタがおおきい。
Img_7398何かおかしいところが
あるのかなと
信号待ちで前を見てみると
どうもディスクから
あまり見たことないものが
飛び出している。
Img_7399いわゆるフローティングピンの
真ん中から飛び出す
アルミの切り子
って、これはピンの内壁の
アルミが切れてめくれている。
おそらくこのフローティングピンは
このGallina TGA6S1が作られた時に
装着されたものだろうから、
そろそろ25年になる。
よく持ってくれたぐらいなのでしょうね。
自分が入手した時から
フロントブレーキをかけて揺すると
フロント周りにガタがあるけど、
フォークやコラムに問題はないので
それがフルフローティングってものなんだろう
と思って乗っていた。
実際ブレーキ自体は思いっきりよく効いてくれたし
コントロール性もジャックナイフでフロントだけで
しばらく走れてしまうトライアラーの様な
こともできてしまうくらい良かったので。
でも、自分の元に来て約15年、その前に10年
最初は多分バイク雑誌の試乗会にも使われた
車両でしょうから、ハードに使われていたんでしょうね。
そんなストッピングパワーを一身に受けていたのが
このフローティングピンでしょうから、
そりゃいずれ疲労もしますよね。
おそらく少しずつガタが大きくなり、
繰り返しのブレーキ入力の衝撃がそれに伴い大きく
最終的に一箇所破断すると、ガタがより大きくなって
全てが破断すると言う具合なんでしょうね。
Img_7402事実
10本のピンが
ほぼ全て均等な感じで
破断してめくれていました。
半分くらいめくれたところで
ピン壁が直交する形になったので
破断が止まった具合なのでしょう。
って自慢できることじゃないですね。
これが踏ん張ってくれているおかげで車輪が止まるわけで、
この状態は乗ってはいけないと、
即引き返して青空ガレージでフロントホイール脱着。
Img_7401
久しぶりに腹の下に
ジャッキをかませて
フロントを浮かせての作業です。
ジャッキを二つかませると
安定するのがよくわかりました。
フロントディスクを外し、
Img_7405 リアのEクリップを外して
バラバラにします。
見事にインナープレートの
角部がめりこむ具合で
ピンが損傷していました。
大事に至らなくて何よりです。
交換します。

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