Moto GP
先週末久しぶりにMoto GPをテレビで見た。
ロッシのスタートから、
意地でトップを走る姿、
マルケスとの抜きつ抜かれつの
シーンはなかなか見ごたえがあった。
今だ表彰台に名を連ねるロッシは
すごいなと思いつつ、
速さも行き着くところまで
行きつつあるのかなと
ちょっと心配になった。
もちろんワンミスが順位を変える
トップライダー達のレースではあるが、
何かを変えたらバトルが始まる
攻めるという感じを味わえない気がした。
多分シュワンツのホッケンハイムリンクの
無茶なブレーキングでの
分かり易トップ争いなんて、
20世紀の遺物なのだろう。
絶対スピードの速さは
かつてのGP500に較べると
今のMOTO GPの方が遥かに速く、
マシンの信頼性も高くタイヤの性能も良いので、
ライダーはよりスピードに集中出来るのだろう。
その世界の端っこも感じたことが無く、
スロットルにキャブのバルブの動きと、
移り行く燃焼の具合を感じながら
公道荒れた路面のグリップと
パワーの立ち上がりの駆け引きを
愉しんでいる自分には
共感出来ない世界になっていた。
かつてGPを観た後に
夜中バイクを走らせると
ちょっとその気になったものだが、
この日曜の午後は
至って平常心で乗れてしまった。
その方が安全ではあるが…。
これも歳をとったからなのかな…。
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