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2011年3月12日 (土)

地震

まだまだこれから被害状況が判明してくるのでしょうけど
被災者の方にはお見舞い申し上げます。

地震が起こった時は、
出張出来ていたイギリス人とスペイン人と
打ち合わせをしていた。
免震構造の建家の中だったので
揺れは緩和されていたものの、
免震を知っている身にはその揺れから
尋常ではない地震であることを知らされた。
しかもかつて経験したことが無い
長い時間の揺れ。

スペイン人は生まれて初めての地震体験。
かなり貴重な体験になったよう。
落ち着いて周りの皆が状況をテレビで
確認し出して周囲の惨状を知る。
スペイン人、イギリス人両名とも
日本の津波警報報道の速さにびっくりしていた。

家族に連絡を取ろうとするものの
電話はもちろん通じづらくなっている。
携帯のメールで連絡を取ると
母親からは無事だが食器が割れた、
父親が買い物に出かけて連絡付かずの返事。
ちょっと心配したが、すぐ無事を確認の追伸。
かみさんの家族の無事も確認出来た。
会社は停電。
会社の電話もIPフォンにしており全てダウン。
もちろんネットワークも。
そんなときにiPadが役立つことを痛感。

数時間経過し会社の周りも落ち着いたので
帰宅するため車で出るが、
ずーっと長い渋滞。
いつもの3倍以上の時間をかけて帰った。
家は何事も無く安心。

原発の冷却トラブルのニュースが気になる。
電力供給滞ると生活はかなり不便になる。
揚水も電力を要するだろうから。
なのでガソリンと灯油は念のため
全てが正常なうちに入れておいた。
スタンドのポンプも電気だし。

改めて内燃機を内包する車というものが
もたらす利便というもののすごさも認識。
電気が落ちた会社で、ニュースをワンセグで
確認する皆は携帯のバッテリー残量を気にする。
家族にも連絡しないとならないが、
会社では充電出来ない。
でも車に戻ると充電器がある。
エンジンさえかかれば一通りのインフラが
普及するまで暖房も確保出来る。

たかだか6立方メートルの箱の中に閉じ込めた
パワープラントとしての能力は
インフラが崩壊した非常時には
ものすごい安心に繋がると
改めて感じてしまった。

無事な我が身を感謝。

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