鑑識・なみぞぅの事件簿
3月最終の日曜日ながら
寒いですね〜、の神奈川県央。
夕方ハヤシカスタムで
Gallina TGA6R1の燃焼室を見ました。
DRのシングルカム
4バルブ、ツインプラグ
ペントルーフの
良くある
使用後のエンジンの
シリンダヘッドです。
下の方の何かを除いて。
何かです。
ネジです。
めり込んで
キャップの部分は
割れています。
ちなみにヘッドのネジ頭が
あったところは
こんな感じ。
見事に
ピストンヘッドに
ネジの跡。
しかもヘッドの変形は
そのまま最上のピストンリング溝の
変形に至ったらしく
ピストンリングを挟み込んでしまってます。
ネジの下の部分、
シリンダとの接触部に丸い跡があります。
相手のシリンダ側
を見てみると、
シリンダヘッド側に
変形する打痕と共に
見事に丸い跡が出来てます。
瞬間的にこの部分は
完全にピストンとシリンダが
接触したのでしょうね。
前のオーナーが急にロックしたというのは
ここの部分に依るところだったのでしょう。
吸気の車両右側バルブ用の
バルブリセスの部分に
やはりネジを咬み込んだような
跡が見られます。
おそらくはエンジン回転中に
この部分にもネジがしばらく存在。
その結果
右側のバルブ端を
ロッカーアームが
叩きまくって
バルブ側に
怪しげな凹みを
生じたのでしょう。
左側のバルブ端にも同様の凹みが
見られるのは、左側からネジが入り
どうやらバルブシートで
挟まれた跡が見られている。
そのおかげで戻り切らないバルブの
おかげでロッカーアームが叩いた跡が
左側バルブでも見られているのでしょう。
またネジと一緒に
キャブレータから
無くなっている
ニードル固定のプレート。
ピストンの上面を見ると
どうやらこのプレートで付いたと
思われる跡も見られた。
多分めり込む前に
排気側に移動したらしい。
この状態をハヤシカスタムの常連さんと
一緒に眺めましたが、
みんなシリンダヘッドにめり込むネジを見て
思わず笑ってしまうのには笑った。
ま、滅多に見れるものじゃないので。
さて...交換用の部品をどうしようかなぁ...。
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