陽が落ちて
今日は天気予報ではいい天気のはず、
ながら朝、部屋のカーテンを照らす
光は心もとない。
ずーっと丹沢大山は
霞の向こうでうっすらと見えるだけ。
夕方ちょっと時間が出来たので
久しぶりにGallinaに火を入れる。
アルミ蒸着のジャケットを羽織るものの
首元から吹き込む風は
やはり晩秋に向かっている。
霞の向こうで既に丹沢の尾根に隠れた
日射しのぬくもりはもう無い。
いつもの宮が瀬北岸道路、
薄暗くなってからのトンネルは
むしろ明るい。
トンネルを抜けた先は
ヘッドライトに照らされる
センターライン上のポール。
薄暗い視界を更に
スモークシールドが暗くする。
久しぶりのライディングを楽しむには
時間が遅すぎたらしい。
寒さにこわばる身体は
ブランクのおかげもあり
バイクに同調出来ずにいる。
黄昏にコントラストを失う路面に
コーナーリングを組み立てられない。
たどり着いた鳥居原で
ホットの缶コーヒーを
流し込み暖をとる。
人影はまばら。
でもツーリング帰りの集団も
まだまだ来たりする午後5時。
COOLPIXの
CCDで始めて
木々の色づきに気づく。
実際の目で見た景色は
こんな感じ。
複雑な階調で変化する
青の中に霞む月。
漆黒に溶ける前、
かすかに残る青空の名残を
吸い込む湖面。
夜を楽しむにはもう少しスキルがいるらしい。
でも...あんまり走りたくないなぁ。
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