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2010年8月29日 (日)

職人の鎚 〜Gallinaタンク修理(1)〜

日曜午前中に出かけた理由は

Dscn1577 近所のアストロプロダクツに
これを買いにいったからです。
ブレニーのGM-8300
アルミにも結構効くという
エポキシ樹脂混合物。

そう、Gallinaのタンクの修理です。

Dscn1579 乾燥を終えた
Gallinaのアルミタンク。
中を覗き込むと
曲面をたたき出した
鎚の跡が見えます。
一品一品そうやって
作ったのね。

でも漏れ場所の方を見ると、
Dscn1580 ちょっとだれた
角Rに微妙な
ヒビが伺えます。
表に出ているヒビで
おおよそ3cm程度。
で、傷の周りには
パテのベージュの色が見える。

どの辺から漏れているのかなと
意を決して塗装を剥がします。
Dscn1581
すると...、
ものすごーく長い
亀裂が走ってました。
反対側のこの部分の
角はもっと尖っているので
おそらくこれまでの
Gallinaの車歴の中で
この部分の角をぶつける
何かをやってしまったのだろう。

ということで
Dscn1585 塗装を落とした
ヤスリあとを
そのまま脱脂して
GM-8300を盛ります。
取り説には
そのまま温度を上げて
硬化をさせるように
書いてありますので、
天日干しで温度が上がるかなと
思っていたのですが、
残念以外と雲が多かった。

なので...、
家の中にある赤外線ランプでちょっと加熱。

なんで赤外線ランプなんて物を持っているかって...?
そんなどこのうちでも一台はあるんじゃないですか?
最近は温風ものが多いかもしれませんが。

かみさんには内緒。

そろそろ硬化も終わっているので、
形状をならす作業は続きで。

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残暑お見舞い

まだ暑いというものの
一時期に較べて過ごし易くなったかも。

今日は久しぶりに午前中から宮が瀬へ。
Dscn1569
北岸道路に入る前に
愛川の街から
志田峠へ。
午前の日差しの下では
木の葉の陰が
ガレ道の凹凸を隠すので
ちょっとヒヤヒヤでしたが。
何より久しぶりのオフロード
だったせいもありますけどね。

Dscn1570 いつもの北岸道路から
鳥居原の駐車場へ。

時間を外したせいか
余り知っている人は
いませんでしたが、
澄んだ空と
雲の具合は
少しずつ
秋に向かっている感じ。

Dscn1573 足早に駆け下りた
愛川の街につながる
水道みちの脇の
田園は、
夏のまぶしい濃緑から
徐々に黄金色が
混じってきました。

油温にやさしい秋まで
もう一息です♪

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2010年8月28日 (土)

こちらも漏れてました

今年の夏は暑かったですねぇ。

Gallinaのガソリンが偉い勢いで消耗するので、
ブリーザーホースを見てみたら穴があいていたので
修理したのは夏の始め。

でも消耗は変わらなかった。
やっぱりワンウェイバルブが
もう古くなって役に立ってないのかな、
なんて天使の取り分かと思っていたら...、

Dscn1563 タンクの右後ろ下の角の
塗装のヒビから
ガソリンがにじんでましたー

どおりで右のフレームと
ステップ周りの油汚れが
すごいと思った。
大気開放のブローバイから
出たオイルミストのせいかと思ってた。

じわりじわりの滲みだったけど
ニオイ嗅げばすぐわかったはずですけどね。

Dscn1564 塗膜がふやけていたので、
爪でけがいただけで
塗装が剥がれてしまった。
(って耐ガソリン塗装じゃないのかい?)
中を見てみると、
エッジの部分はパテで成型してある。

このGallinaの履歴のなかで何があったか
わかりませんけど、
オリジナルでパテを盛っている可能性もあるし、
転倒履歴がありそうなので、その修理のときに
パテを盛った可能性もある。

とはいえ、タンクの他の部位の塗装が
きちんとガソリンに耐えていることを考えると
修理の時にパテを盛った可能性が高いかも。

なので、ちょっと広めにペーパーをかけてみて
様子を見てみようということで
今ガソリンを抜いて乾燥中です...。

久しぶりのバイクネタが...

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100本

ここのところ仕事に追われてます。
土日は日射しに負けてます。
乗ってません、整備しないと...。

週末の家の掃除ついでに
洋服ダンスの一部整理の指令。
独り者の頃に使っていたネクタイの整理...。

全部引っぱり出してみると

Dscn1558 なんと、
総数ちょうど100本。
でもかみさんから
着用を却下されたもの達。
父親がまだ働いていた頃
新橋の地下道とかで
見繕って買ってきてくれたもの多数。

確かに自分でもするのをためらったものもある。

Dscn1559 ここ最近身につけていない
(かみさんの許可が下りない)
といって、あっさり処分
というのも気が引ける
性分なので、
箱にしまってしまいます。

中には、
Dscn1560 とても懐かしい物も。

でもこれって
どこで買ったんだろう。

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2010年8月23日 (月)

匠の技

ここのところバイクネタで更新していません。
ちょっと反省です。

が、今日もまたです。
いい天気でしたが、かみさんの両親と昼食と
ということで日本橋の三越に。

ちょうどワールドウォッチフェアが催されてます。

で、今日はたまたまSEIKO主催で
「匠の技・ムーブメント組立体験スクール」
というのが実施されていて、
並んでみたら50%の確率に当たって参加出来ました

Dscn1547 CREDORの
日付表示付き
8L75キャリパーの
時を刻む心臓部
「てんぷ」の脱着と
日付表示の日車を
押さえる板を脱着。

工具は+、−の精密ドライバー1本ずつとピンセットの3つ。
ピンセットの柔らかさにちょっとびっくり。
話を聞いてみると、作業者の方々の好みで
この柔らかさはチューニングするとのこと。
作業の面倒を見てくれた現代の名工の弟子の方の
ピンセットは先端を自分で削り出してました。

Dscf2298 「てんぷ」はマイナスネジ
一個で外れるものの、
その位置決めをしている
ピンとの精度で
真上に持ち上げないと
部品が外れない。
ひげぜんまいに吊られるてん輪にそわそわ。
てん輪の軸に見える極小の粒ルビーに感動。

Dscf2297 次に裏返して
日車押さえを
外しましたが、
4本の極小プラスネジ。
物差しのmm目盛りに
埋もれそうなネジを
恐る恐る緩めて外し、
日車を外します。

とりあえず40分の体験なので、
ここまで分解して、復元作業に入ります。

外した日車を元の位置に戻すのですが、
Dscf2299日付表示を固定する
ラチェット機構に
日車の歯を
かませないといけない。
ラチェット機構自体は
馴染みがあるものの、
薄さ0.2mm程度のシックネスゲージのような
スプリングを相手にするのは...、楽しい。

無事に元の位置に戻して日車押さえをはめ込み
ネジを4本締め付けるのですが、
どのくらいのトルクで締め付けるのかは
+ネジ穴任せ。
キャリパーの台座もネジ自体も強度は十分あるので
一番弱いのは+の部分なんだろうなぁ。

裏返して「てんぷ」取り付け。
てん輪の軸を出しながら取り付けるので
プロでも一苦労とのこと。

...苦労しました。

でも上手く納まったとたん
時を刻み始めるのがとても感動的。

その後、指導してくれた
現代の名工 桜田さんによる
500円玉と同じ薄さのムーブメント組み立てを
見せてもらいました。

てんぷの組立はやはり大変なようですが、
その他6個の歯車を同時に軸を出しながら組み立てるとか、
難しいことをいとも簡単にやられたのはさすがでした。

...デモ用なんでしょうけど、
そのムーブメントを使った時計、7桁じゃないですか...。

Dscn1548 いつも扱っている物の
1/100程度の大きさなので、
戸惑いがいっぱいでしたが、
軸が出ているのかとか、
ロケピンが嵌合していく感触とか、
ネジがかみ合っていく感触、
基本的な部品達の気持ちを感じるのは
どんな機械でも一緒なんだなと感じました。

でも機構と装飾の両方を兼ねているので、
ピンセットでのちょっとした掴み具合で
傷ついてしまう部品達を
傷つけずに作業するのは
やはり修行を積まないとならないのでしょうね。

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2010年8月15日 (日)

Gallinaフロントショックアジャスターダイヤル

夏休み前に、
会社の同期のDUCATI 999と箱根に登ったとき
Dscn1415 紛失してしまった
フロントショックの
アジャスターダイヤル。

その足でハヤシカスタムにお願いして
作ってもらいました。
夏休み前に完成していたのですが、
イモねじが無いのでつけられずに居ます。

Dscn1465 元々付いていたダイヤル。
縦のローレットだけの
アルミだったのですが、
この形状の押し出し材は
なかなか無いということで
ちょっと違う形状で
作ってもらうことになりました。
ちなみに元々は1個9gです。

Dscn1466 ハヤシカスタムで
作ってもらったのは、
クロスハッチの
ローレット加工された
ステンレス棒から
切り出して加工し、
黒アルマイトを
かけてもらいました。
材質違いですけど、7gで出来てます。

Dscn1467 ちなみに
若干径は
小さくなりました。
別に操作に
そんな力が必要な
場所じゃないので
大丈夫かと。

でイモねじ自体を東急ハンズで見つけ、
仮付けしてみたのですが、
Dscn1509 もう少しネジを
切断しないと
ネジが飛び出してしまいます。

ということで今度はネジ加工をしないと...。

でもそれ以上の問題が発生しているみたい。
ちょっと燃料系があやしい。

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2010年8月12日 (木)

'10 怪鳥オイル交換

夏休みです。晴れました。

でも春先からずっと気になっていた
怪鳥のオイル交換をすることにしました。
一回カムを焼き付かせて、
油冷の命は油と痛感しましたので。

Dscn1485 ちょっとアイドリングして
暖めたところで
ドレンを抜いて
流れ出る油は
やっぱり真っ黒。
量はそれなりに
出てきたので、
異常は無かったんだと思う。

Dscn1486 46991km
ですが、
あんまり見えないですね。
それ以上に
日射しの強烈さが
効きました。

でももうひと作業です。
怪鳥のエンジンの特徴でもある
二軸バランサーのチェンの張り調整です。

って一気に作業をしたので写真無しです。
なによりジェネレータカバーを外すので
油まみれになるので写真どころじゃ無いですけどね。

今まで普通の六角レンチで作業していたのですが
3/8のソケットを手に入れたので
猛烈に作業がやり易くなりました。

このアジャスト含めて1時間15分の
オイル交換作業は自分としては新記録かも。

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2010年8月 9日 (月)

man3?

日差しも穏やかだった日曜日。
昼間、Gallinaに火をいれて
いつもの宮ヶ瀬に。

北岸道路を走り抜けて
鳥居原の駐車場に滑り込むと、
見たこと有る方々。

Dscn1459

手をふって呼んでくれた
SRXのだるさんに
誘われて、
SRXと
TRXの
群れの中に
吸い込まれました。
みなさんいろんなスタイルで
SRX, TRXを楽しんでらっしゃる。
Gallinaの紹介も
すっかりちーさんにしていただいちゃいました。

缶コーヒー一本をあけながら
ちょっとお話をして
ふとバイクを見ると、
右のステップ周りにちょっと油じみ
の様な汚れ。
その近くに大気開放のブリーザーがあるので
それが原因みたい。
気になったので、一足早く
山を下りることにしました。

と言って、何かあった訳じゃ無いですが。

Dscn1463

帰り道、座架依橋の近くには
ひまわりが満開。
折しも丹沢大山の向こうに
覗き見えた青空は
真夏というよりはちょっと秋っぽい。
もう一息でもうちょっと過ごしやすくなるのかな。

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2010年8月 7日 (土)

斜光

昨日金曜日、
半分仕事というか休暇を取って行ったので
趣味の学会参加を津田沼で終えて、
実家に寄ってから、
夕刻の丸の内に行きました。

Dscn1452 東京駅の
京葉線出口
有楽町側から出たところで
皇居側からの
強烈な西日。

全てを黒い陰とする
浅い光が澄んだ色で届くのは
ちょっと心をくすぐる。

思った通りの絵を切りとれたのは
コンパクトながらNikon様々。
やっと目になってきてくれた。

丸の内の窓辺で見つけた一台。
Dscn1454
RIMOWAの皮をかぶった
YAMAHAのEVパッソル。
耐衝撃性はお墨付き、
バッテリーパックの
持ち運びも楽々というところ?

でもバッテリーのクレーム対応と
少量の供給に某電機メーカーが
さじを投げて終わったのは残念。
デザインのコアになるところで
量産効果が得られないと...となると
とても商品としては難しいのでしょうね。

...六角断面のバッテリーだと融通効き易いのかな。
四角四面だとデザインへの規制が多いから。

なんて思ったりして。
少なくとも五角形ではなかったということなんでしょうね。

もひとつ斜光の写真を。
Dscn1455
皇居わきの
第一生命ビル。
初めてこの時間に
脇を歩いた気がする。

石造り威風堂々とした
佇まいは近代日本の
佳き日の力強さを感じる。

東京の夏っぽい、白みがかった青空を
すぱっと切り裂く石の角は
やっぱりもう少し口径の大きい
レンズの方が良かったか
とも思いつつ、パッと気づいたときに
ちょっと望遠でも切りとれる
手ぶれ補正様様でもある。

やっぱり目になってきてくれた。

なんでそんな時間に丸の内にいたのかは
クルマブログで♪

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2010年8月 1日 (日)

(準備中)

ちょっと雲がかかってましたが、
結局いい天気で暑かった八月一日。

午後の一時、最近ブログの更新が無くて
ちょっと気になったので
かみさんを本厚木に送った帰り道、
クルマでハヤシカスタムへ。

特に何があったわけでもなかったので一安心。
お願いしている部品もあとは
アルマイトをかけるだけになってました。

ブログはネタが...ということでした。
ということで今日は私が
それをネタにさせてもらってます

ピットの入口のところに
ツバメが巣を作ってヒナが4羽育ってました。
前の旧129号でトラックが音を立てて
ブレーキをかける度に親鳥の鳴き声と思い
大口を開ける様がかわいい盛りです。
でもちょっと季節外れ?
暑さに負けないで巣立って欲しいですね。

で、ひまわりの話がちょっと話題になったので、
帰った後にほんっとに久しぶりに
Monkey-Rに火を入れてみました。

相変わらず冷機時には
ちょっとアイドリングに不安があるものの
すぐ火がつくところはさすが世界のカブエンジン。

座架依橋近くのひまわり畑は
Dscn1446 もう少しで
花が開きそうな
大きなつぼみが
育ってました。
橋の北側の方が
育ち方は進んでいるかも。

南側は、
Dscn1444 まだ
こんな感じ。
こっちはまだ
背も低いので
満開になるのは
8月の中旬くらい?

ところで久しぶりの原付はすごく新鮮。
スピード感が全然違うのは当たり前、
もちろん長い直線があればそれなりに出ますが、
てろ〜んと流している制限速度程度のときに
傍らを追い抜いて飛ぶスズメに追いつけない(笑
40km/hくらいで飛んでるのね。

ひまわり畑の中には
子連れの雉も居ました。
小さいヒナがまたかわいかった。
これもGallinaだったら数百メートル前から
避難しちゃうでしょうから、
Monkey−Rならではです。

陽射し暑いさなかでしたけど
Dscn1443 若さ故の
透き通る
緑が見れたのは
うれしかったかな。

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銀座で見つけた一台

ちょっといい色のTDR。

Dscn1437 ジェネシス
5バルブ
懐かしいです。

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