« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月28日 (土)

寒さは彼岸過ぎても...

夕方怪鳥DR800Sでお買い物。
いつものコーヒー屋さん南蛮屋で豆を買う。

バッテリーを新調した怪鳥は至って始動性良好。

そのままR129を下ってハヤシカスタムへ。
店頭にはBMW HP2が居るところ、
オーバーホール中の足回りの様子を伺いに。
フロントサスペンションのアウターチューブ、
一部のアルマイトが残っていたのをブラスト屋さんや
酸処理で取り除こうとしてくれているのですが、

取れないらしい。

国産品や通常のアルマイトだと、
酸処理で一発で落ちるらしいのだが、
Gallinaに付いていたチェリアーニ倒立の
オリジナルアルマイト(?)はどういうわけか
落ちなかったとのこと。
ちょっとペーパーをかけてなんとか落として
再度アルマイトをかける予定。

20年前のイタリアでは何か特殊な表面処理をやっていたのだろうか。
金属の表面処理技術は日進月歩、
アルミの表面処理も様々なアイデアを模索していたのかも。
主流になり得なかったけど、強固な表面処理が
実はつかわれていたなんてことがあるのかなぁ。

なんて妄想を社長としばらく雑談。
そうしている間にclub@SRXの人たちらしき集団。
今日は結構来店者が多かった夕刻でした。

Dscn4792 寒くなる前に
と帰路についたあと
相模川の河川敷の
田んぼのあぜ道。
きちんと寒さの中にも
春の訪れがあります。

Dscn4793 分厚い北の空の雲も
切れ目には夕焼けの空。

って春にこんな空を楽しみたくはないのだがなぁ...。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

桜、辛夷

通勤経路の桜のつぼみが膨らんだなぁと
次の週末は満開になるんだろうななんて思っていた先週末。

全く持って寒いぢゃないですか今週。
おかげで桜は大切に四月に向けて保存されてます。
つぼみはひたすら我慢している感じですけど。

ところで、通勤路は海老名界隈から厚木市街と
東名から分岐する圏央道の工事現場を縫って走るコース。

昨年秋のある朝、突然厚木市街へと相模川を渡る橋脇の視界が広くなった
と思ったら実は橋のたもとに生えていたソメイヨシノが伐採されていた。
何故そのタイミングで、何故その一本が、
というのはわからなかったが何か寂しかった。

そして今週はじめ白い花を付け始めたコブシ。
うっとうしい渋滞ののろのろ運転の気持ちをいやしてくれた花が

突然視界から消えた。

地表に横たわる伐採された木の枝に白い花弁...。

普段何気なく使っている道路達も、きっとそんな犠牲を強いて
敷かれてきたんでしょうね。
自分が立ち会ったその一瞬だけで物事を批判するべきではない
と思う気持ちと、やはり正直な寂しさとの葛藤。

始めて作られた道は決して力づくではなく地形を上手く活かしたもの
それは人類にそこまでの物理的な力が無かったから。
今はその力を持ってしまったから知恵を使わなくなったのかも。
継ぎ足し継ぎ足しの計画と、縦割りと中央/地方の確執が生み出す
結果的な無計画さがこういう悲しさを生んでしまうんだろうなぁ。

美しい国を掲げることが出来る計画性を持って欲しいなぁ
この国には。

週末も寒そうですね...。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月23日 (月)

俺は、中小企業のおやじ

ここのところ鈴木修会長兼社長の本を読んでました。


だからといって何かというわけではないですが、
一応もの作りに携わっている身としては
なかなか心にしみる言葉が節々にありましたねぇ。

大量消費のためのもの作りの中で
工業はどうあれば社会に貢献出来るのか。
付加価値でふくれあがった昨今の車の中で
軽自動車というある意味ストイックで本質的な移動手段を
主な商品としているスズキ。
もの作りとしてどうあるべきかを改めて考えさせられる一冊でした。

そもそも貴族の贅沢な乗り物から発展した欧州車、
フォードが庶民の足として普及させながら豊かさの代弁なった米車、
戦後日本で小さくより安く形を変えて行った日本車。

おそらくこれからも途上国の庶民の足として貢献出来るのは
欧州車でも米車でもなく国民車構想を引き継いでいる
日本の小さな車なんでしょうね。

あ、バイクの話は殆どないです。
横内さんの名前は1カ所くらい出てたと思いますが...。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月20日 (金)

ETC猶予?

案の定ETCの助成金は延長になりましたね。

でも一社で製造している限り限度があるでしょうし、
他社が参入するには小さな市場でしょうから
今後もETCの供給ペースは変わらないのでしょうね。

国の政策関係で企業絡みの話であれば
息のかかった議員あたりが騒いで何とかなるんでしょうけど、
二輪車ユーザーは少数民ですからね。

いっそのこと車用のETCをセットアップさせてくれればいいのに
なんて思ってしまいます。

とはいえ単気筒の振動に耐えられるものかどうかは
ちょっと心配ですけどね(^_^;

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月16日 (月)

新バッテリー

いい天気の日曜日でしたね。
ちょっと風が冷たかったですけど。

先週買ったバッテリーを怪鳥に積んでみました。
いやぁ新しいバッテリーは楽にエンジンかかるなぁ。

でちょっと走ってみようと相模原の方まで。
Dscn4771jpg
道保川公園では八重桜が咲き始めました。
公園の中もちらほらと新芽が吹き始めてます。

絶滅危惧種と鳥獣保護の看板。

失礼しました。

Dscn4773jpg 春はもうすぐそこ。
日も少しずつ長くなってきました。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月14日 (土)

売り切れ?

前の記事に書いたETC、
「3月末までの補助金適用分の数量が12日開店と同時に売り切れた」
との話を聞きました。

NAPSとかドライバースタンドでは
なんか3月末までの販売台数を決めているらしいです。

神奈川でもそうなのか確認してこようかな。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月13日 (金)

1000円と12000円と15750円

なかなか年度末、妙に忙しいので
久しぶりの更新になりました。

という画面の上に
「定額給付金、もらったら何に使う?」
と書いてあります。

一度集めたものを返してくれるのはうれしいけど、
そんだったら最初っから集めなきゃ良いのに。
なんて思いつつ、何に使おう。

とその候補にやはり二輪車用のETCというのが上がりますねぇ。

怪鳥同盟の仲間もすーっと行っちゃいましたし。

やっぱ便利は便利ですもんねぇ。
今だと15,750円も引かれるようですしね。
でも在庫が無かったりするのかな?

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月 8日 (日)

再びバッテリー

昨日怪鳥DRにちょっと乗ろうと思って
充電したはずのバッテリーながら、
始動出来ませんでした。

で、持ち帰って充電器にかけると
即刻セル始動OKのインジケータが点灯。
これは明らかに大電流を流せない劣化の状態。

ということでバッテリーを新調しようと
いろいろサイトを眺めてみます。
たけさんにおすすめされたフロントロウを眺めながら
一応近場でも見てみようとサニトラで
近所のドライバーズスタンドへ。

なんと
Dscn4757 同じ値段で古河電池の
バッテリーが売られていた!
たまたま特価だったみたい。
広告の品とあったものの
うちに広告入っていたかなぁ...。
一応ドラスタカードも持っているんだけど...。

ということで、その場で引き取ってももらえるので
買ってしまいました。

確かにフロントロウさんでの格安ACデルコの値段も
とても惹かれるのですが、
今までの古河電池のバッテリー、
なんだかんだで12年持ってくれたことになります。
Dscn4756 怪鳥を手に入れて6年目の
とある土曜日の昼、
アパートの近くの電器屋の駐車場で
突然うんともすんとも言わなくなった
純正バッテリー。
その時買い替えたバッテリーが
なんと今の今まで持ってくれた(はず)。

耐久性を信じるとMade in Japanだなぁ。
別にBuy Japaneseというわけでも、
GMにもデルコにも悪い印象があるわけでも、
代理店のサインハウスが別にGallinaを売っていた頃のサスペンションセッティングやキャブセッティングのデータを残していないから何かあるというわけではないです。

これでしばらくは安心、なはず.。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年3月 7日 (土)

Gallina解体新書 フロントフォーク編(2)

天気がよかったので怪鳥DRで宮が瀬でも行こうか
と思い充電済(だったはず)のバッテリーをつないで
さぁエンジンかけて...、

一発セルを回して、終わってしまいました。

近くのバス通りまで出そうと押したことが
とても良い運動をさせてくれました。
バッテリー買わないと...。

ということで今週もモンキーR登場で
ハヤシカスタムにGallinaの様子を伺いに行きました。

そこで目にしたのは
Dscn4750 謎の塗装をはがされた
Gallinaの倒立フォークの
アウターチューブ。
社長もニコニコしながら
いやぁすごいですよと。

Dscn4751 Dscn4752 剥離剤で
はがされた塗膜の量は
かなりのもの。
その下から出てきたのは
部分的にオリジナルの
ブロンズアルマイトを残し
他は怪しくただれたアルミの表面。
クランプされる部分はなぜか元々のアルマイトが残され
他の部分は酸で処理されたのか、たたきまくったのか
とにかくよくわからない状態になっていました。
元々の拡管している部分のエッジは残っているので
グラインダーとかで乱暴に削ったわけでもなさそう。

きれいなアルミの表面は基本的に塗装が乗らないでしょうからリン酸処理などを施して無理矢理塗装していることは十分考えられますけど。
それにしてもなんでこんなことをやっちゃったんでしょうねぇ。
アルマイト加工自体は数十年前からあったでしょうに。

大きくどこかに傷が残っているわけでもないので
過去のオーナーの誰かがきっとひらめいてしまったんでしょうね。

ブロンズアルマイトが残っている部分は切削加工痕が残っている
つるつるの表面に対し、白い部分は酸処理(?)で荒れた状態。
つるつるに戻すことで径が小さくなるリスクは取れないので
ブラストをかけてアルマイトを落としながら、
表面の感じを合わせるようにして
再びブロンズアルマイトをかけてもらうことで進めます。

ところで、NOKから直接調達は出来ない旨の
返事をもらったオイルシール。
Dscn4755 なんと同じ型番(?)の
新品のオイルシールが見つかりました。
しかも社長がもしかしたらと
出してきたφ38用のヤマハ純正!
R1Z用のフォークシールが全く同じ寸法、
(内径φ38、外形φ50、厚さ11mm)
チェリアーニ用として出ていたPOSHのシールは
10.5mm厚ということでしたが、
着いていたものと全く同じものはR1Z用でした。

でも考えてみると塗装したときに
付け替えられている可能性もありますね。
ま、作動に問題なければどちらでも良いのですが
シール面圧を稼ぐリング構造含め同じかどうかは要確認です。

ということでまだまだ続編有りです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 2日 (月)

Gallina解体新書 リアショック編(1)

フロントフォークに合わせて、
リアショックもハヤシカスタムに面倒診てもらってます。

Dscn4679 Dscn4680 インナーチューブの
表面に傷がちょろっと
で、こちらもシールが
だめになっていそうなので
φ16のチューブに合う
汎用品に交換してもらう予定です。

で、このリアショックDscn4692
フロントと同じチェリアーニ。
伸びと縮み両方とも
アジャスト可能なのですが、
オイル流路を
チューブ内のロッドで制御している
ロッドの先端が...、
手加工且つグラインダーで削ってある風。
オーリンズなどではニードル状になっていて
ジェット相当の細く絞ったアウターに入る代で
オイル流路開口が変わるとのことですが
コイツはニードルというよりはげんこつ。
水道の蛇口に着いているパッキンという感じ。

オーリンズなどはニードルの移動代が5mmくらいある
ということなのですが、チェリアーニのこれは
Dscn4693 1~2mm程度のストロークで
調整しているみたい。

昔の雑誌記事でマイナーチェンジして
フォルセライタリア製になった
ショックのアジャスト変更の効果が以前より良く効くと
書いていたのを思い出しました。

もしかしたら本当に丸いニードルを突き当てているだけ。
本当に蛇口かもしれない...。
更にばらしてみてオーバーホールを行うとのこと。

社長もう一息お願いいたしますね♪

ちなみにフロントフォークのオイルシールですが、
NOKにメールで問い合わせたところ、
カタログに該当品番無し、基本的に自動車用オイルシールは
メーカーと共同開発して
メーカーへの供給しか行っていないとのこと。

なので汎用品を使う対応を進める予定です。
でもNOKのレスポンスは即帰ってきました。
勝手な問い合わせながら迅速な対応ありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月 1日 (日)

Gallina解体新書 フロントフォーク編(1)

寒さ戻りました神奈川県央。
お使いの途中で留守電が入っていました、
Gallinaを預けているハヤシカスタム社長から。

フロントフォークから派手にオイルが漏れたので
オーバーホールと共にシール交換をお願いしていたところ
まず分解出来たので進め方を相談ということでの連絡。

Dscn4686_2 前回、インナーチューブが入っていると
分解出来ないということで
オイル交換のみとなっていたフォークが
見事バラバラになっていました。
とにかくオイルシールを外せるようにということで
完全にインナーチューブを外すためにボトム部を外し
すっぽり上に抜いたという具合。

Dscn4687_2 アウターチューブの下端付近に切った溝に
Cリングが入るのですが、
奥に見える段差との間にカラーを入れるだけなので
本当にインナーチューブと隙間が無い。
径にして2mm弱程度しか隙間が無い中では
いわゆるスナップリングの引っ掛け代すら作れない。

ちなみにDscn4688_2 アウターチューブの外側に切ってあるネジに
このゴールドのキャップがねじ込まれ、
キャップにオイルシールが内蔵
ダストシールがその下に着く具合。
なので、ここまでばらす前提ならば
オイルシール交換は却って楽になる構造。
ボトム部は各バイク毎に異なると考えると、
汎用性を持たせた構造としてはありなのではないかと感心。

ちなみに今回ここまでばらすために、
Dscn4689 Dscn4690 社長ってば特殊工具まで
作って対応してくれました。
ちなみに左の長〜いのは
トップのキャップを外す
ピンスパナの様なもの。
その脇と右の写真はボトムブラケットを外すためφ38のインナーチューブをしっかりとくわえこむための治具。

Gallina TGA6S1オーナー他、
チェリアーニ倒立フォークユーザーの皆さん
ハヤシカスタムに専用特殊工具がありますので
オーバーホールの時には相談出来ますよ。

ってどのくらい日本で需要があるんだろう...。
社長ひたすら感謝です m(_ _)m

でこのオイルシール、
Dscn4681 Dscn4684 Made in Japan
NOKのものでした。
型番らしきものは
BR6566Eと
書いてあります。
ほぼ同じ寸法のオイルシールがPOSHにもあり
それが無事使えそうです。
でもNOKの方にも問い合わせしてみたいです。

Dscn4683 こちらはダストシール。
同じくNOK製。
型番らしき番号はBR6561E。
φ38は実はSRXと同じでもしやと
社長が持ってきたダストシールがなんか使えそう。
でもSRXはリップが一つ、
こちらはダブルリップになっていました。

ということでシール類は何とかなりそうなフォークですが
問題はもう一つアウターチューブです。
Dscn4691 Gallinaオリジナルの
マグネシウムトップブリッジに
クラックを発生させ、
謎の寸法のためタキオンのセパハンを付けるのにとても苦労をさせてくれたアウターチューブの塗装。
これをなんとかせねばと思っています。
ばらした所でよくよくみてみると
オリジナルのブロンズアルマイトが端々に見える。
また塗膜の構成も解りました。
ちょっと深みのある感じの塗装だったのは、
サフェーサーのような厚めの下地塗装に微妙な凹凸、
それをブロンズ風に見えるこれまた厚いクリア塗装で
覆っている関係で深みが見えたもの。

ちょっと古めの自転車フレームであるアルミ粉を厚めに
引いてクリアをかける手法に良く似ている気がしました。
多分そういう見栄えを狙って、そういう塗装屋さんで
きちんと塗ったもののように思われます。

でも厚くなってマグ割っちゃ...。

ということで今回容赦なく剥離してもらいます。
予定としてはオリジナルのブロンズアルマイトにします。
まずは剥離して表面状態が解った所で
再度相談するということにしました。

せっかくなので時間をかけてじっくり取り組みます。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »