漏電?
どんより曇りだった三連休最終日。
充電の終わったバッテリーを片手に
Gallinaの回路をちょっとチェックしてみました。
このぶっといハーネスは
779cc単気筒を
力づくで回す
セルモーター用の配線。
直にバッテリーから
リレーを介して
電気を送ってますので、もちろん始動時以外は抵抗無限大。
ま、これは当然ですよね。
続いていわゆる一般電装系への
電源線とアースの間の抵抗。
7.5kΩの抵抗で電流が流れ得ます。
配線図を見てみるとレギュレータにおける電源とアース間の抵抗の値そのものであり、これはおそらく暗電流として流れることを許容しているんでしょうね。
やっぱり長期放置はバッテリー上がりの元ということですねぇ。
で、今回追加したヘッドライトリレー回路周り。
通常のアースとの間の抵抗は
おおよそ12kΩ。
この数値はFETをスイッチングする
トランジスタのコレクタラインの抵抗値と同じなので、それが出てきているのでは...。ということはトランジスタはONのままで寝ているということになるのか?
にわかには信じがたい状況なのですが、
バッテリーに接続されている端子間抵抗から推測すると
そういう状態と思われます。
でも7.5kΩの方が低いので若干の暗電流増加で済むはず。
つづいてヘッドライト用FETのアースとヘッドライト電源の間。
え?
という感じの2kΩの抵抗。
FET自体の本来のON抵抗は
遥かに低いので、
これは微妙に繋がっている半寝ぼけ状態か?
何が原因かよくわからないけど、
少なくとも抵抗が低いのは事実らしい。
SUZUKIが設計した暗電流をレギュレーター分
12(V)÷ 7.5(kΩ)の1.5mAとすると
このヘッドライト回路で流れる分は
12(V)÷ 2(kΩ)の6mAと4倍。
元々の分含めると5倍の暗電流になってしまう。
でもそれくらいであのでかいバッテリーが
一週間で上がるとも思えない。
けど、この辺の半導体の組み合わせによる
OFF状態の挙動はもしかしたら温度の影響も受けるだろうし
OFFのタイミングなんかも影響するだろうから、
もしかしたら今回は2kΩだったけど、
条件違いでもっと低い抵抗でじわじわ流れるケースも
有るのかもしれない。
なので根本対策としてはやっぱり電源を遮断しておくこと。
と言っても毎回シートカウルを外してから乗るのも
結構大変なので、電源線にギボシを追加することにしました。
本来であれば容易に
シートカウルを脱着出来るように
するべきなのでしょうけど。
元々ちょっと短めだったので、
この際とばかりに少し延長してしまいました。
とりあえずギボシを切った状態で保管中です。
これで来週何事も無くエンジンがかかれば
ここが原因ということになるか。
何かが起こったら...まずはバッテリーでしょうねぇ。
いやぁやっぱりスクールバイクですわ。
毎度勉強させてくれます。
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コメント
今日は午後からバイクで出かけてたんですが、ついでにちょっと横浜でも行ってみようかと思ったらぽつぽつと・・・
バイクをしまって帰ったらとたんに本降りで際どいところセーフでした~
それにしてもGallina、さすがイタリアンメードですねぇ
そういえばグッチもへんてこりんな配線で出先で困った事があったのを思い出したっす~
>なみぞぅ
もう、どういう経歴で誰がいじったか
何がオリジナルかわからない状況ですから。
でも基本的にはDRなので
何か起こっても対処が効くのは救いです。
投稿: たけ | 2008年9月16日 (火) 01時15分
こんばんは~
トランジスタがON状態で眠っているのは
謎ですが、それならばFETにテスターを
掛けて抵抗を測った場合には、ある程度の
電流が流れちゃうのは仕方が無いかと。
どちらかと言うと、トランジスタの方の
原因を探った方が良さそうですね。
ただ・・・その程度で何故、バッテリーが
すぐに上がるのか?不思議ですが、
本当に電気は楽しいです。
逆にFIで、回路が判らない749は
ちっとも面白く無いです。
>なみぞぅ
こんにちは〜。
もしかしたら制御回路側のGNDを
従来の回路で組んじゃったのが
まずかったのかもしれません。
どっかでGNDが浮いているのかも...。
でも、やっぱりバッテリーっすかね?
投稿: やぶいち | 2008年9月19日 (金) 00時37分