天使の階段
月曜日、
Gallinaで走った帰り道で
傾きかけた日差しを覆う雲の隙間から
地表へと差し込む光線。
ここのところ
こういう分厚い
雲に覆われることが
多くなった気がするのは
気のせい?
今朝も近所の丹沢大山山頂からゆっくりと
もやというか雲というかが降りてきた。
何となく大気中の水分量が例年になく多い気がする。
しかもそいつは気温そのものが高いせいか
安定して大気中に存在する。
昔は重たい空気の午後は夕方に一雨来て
夜にはさわやかな風が吹いていた様に思う。
この違いはやはり温暖化なのだろうか。
他の天体と地球の違いは大気の層に依る緩衝効果で
生物が安定して生存出来る環境に維持されること。
でもその緩衝のバランス点が徐々にずれているのだろうか。
100年に0.3〜0.6度平均気温が上昇したとのことですが、
-0.2℃が+0.1℃になるのと10℃が10.3℃になるのでは
わけが違いますよね。
片や氷が存在出来なくなるんですから。
季節変化などで水から氷になる状態変化が存在出来る温度ならば
状態変化に伴う潜熱分を吸収する時期がありますが
平均気温が上昇した結果、状態変化出来る温度域に達することが
出来なくなるとその分の熱は系に存在し続けざるを得なくなります。
おそらくその分の熱を水と大気が保持し続けるために、
空気が蓄える水蒸気量を増やし
大気の比熱を大きくしてエンタルピーとして吸収、保持するのでしょう。
全体の気温が高くなったので、その状態が維持されやすく、
でも水蒸気量をコントロールするので極端な気温変化にもならない
という状態になっているんじゃないかな、
なんて最近考えてしまいます。
だって蒸し暑いんだもん。
その結果「もや」や霞が多く発生しますし、
雲の成長も著しい。
その結果雲の隙間から差し込む日差しは
もやにその光線を映し出し、天使の階段を描く。
そう考えると天使の階段は、本当に黄泉の国からの架け橋なのだろうか。
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