Paul Smith; The city classic
日曜昼、お中元ということでかみさんと
近所の伊勢丹にお出かけ。
毎度いろんなところに寄り道してしまうのだが、
今日はちょっと目についた物があった。
っていつものように
写真を撮っているということは
買ってしまった
ということなのだが...。
Paul Smithの腕時計。
別に昨今の車雑誌含めて盛り上がっている
腕時計ブームに乗せられている
というつもりでもないが、
カーブドガラスの風防と完全手巻きのムーブメントに
ちょっと懐かしさを感じてしまった。
自分が始めて手にした腕時計は、父からのお下がり。
そのSEIKOがちょうどカーブドガラスのやつだった。
今の時代、光発電に電波時計。
放っておいても勝手に時を合わせて
刻み続けてくれるやつがいくらでもいる。
確かに進化の道筋はその方向なのだろうけど
その方向が物として正しいというのが見えてしまうと
ついつい歯向かってみたくなる。
そう、たかが一つの腕時計。
正しい時を刻む構造の趣味性を追求した物もあれば
その時の表現方法に趣味性を見いだした物もあるし
装飾に趣味性を見出した物も数多くある。
金に糸目をつけなければ数限りない選択肢があるけど。
でも時を刻む以上の何かをもたらしてくれそうなのは
びっくりするほど精度も良くない、
手間のかかるこいつの様な気がした。
どこまでつきあっていられるかはわからないけど、
毎日腕時計を巻くという前時代的な作業を、
自分の日常に加えてみたらなんか面白そうだから。
移動するだけなら新幹線で寝て行けばいい。
車なら鉄の箱の中で安穏とドアからドアに行ける。
でもそれだけじゃない何かがあるから
自分はバイクに乗り続けるような気がする。
自分が乗っていないとそいつは倒れて走り続けはしない。
この時計も自分がいないと時を刻み続けはしない。
そう思うとなおさら愛おしく思えてきた。
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コメント
昔のロンジンみたいなデザインの時計っすねぇ~
俺も今でも使ってるお気に入りの時計は入社してすぐの頃に買った自動巻きっす
その前は中学の入学祝に買ってもらった自動巻きのシチズンでした
機械時計はクオーツと違ったあったかみがあっていいっすよね^^
>なみぞぅ
こんにちは。
電気仕掛は楽ですけど、機械時計の時間を刻む様は
捨てがたいものがありますね。
久しぶりに触れるぬくもりです♪
投稿: たけ | 2008年6月16日 (月) 18時37分