我らが学び舎〜
水曜日、仕事の関係で母校、千葉大学に行った。
キャンパスに足を踏み入れるのはほぼ10年ぶり。
新しい建物は数多く、しかし古い建物もそのままに。
夏休みとはいえ、研究室は稼働中。
学生も数多く、高校生もオープンキャンパスを見に来ていた。
自分が学生だった頃に見ていた景色と重なるところと
立場の違いで違って見えるところとが交錯する。
久しぶりに出身の研究室にも顔を出してみると、
現准教授当時助手の先生はちょっと席を外している。
研究生に「ここの卒業生」と話すと、
急にかしこまってくれて逆に恐縮。
君たちには無限の可能性がある、でもそれに気づくのは難しい。
おそらくそれを伝えても、それに気づくのは振り返ったとき。
そのときの無限と今の自分の無限は違うのかもしれない。
ただ社会に出て多かれ少なかれの責任を負って結果を求められるなかで
結論そのもの以外を立ち止まりじっくりと考える時間が取れなくなる。
そういうものが時には次の結果を理解していく上で大切だとしても。
なので、学生のうちに出会えた考える機会には徹底的に考えてもらいたい。
誰に伝えるわけでもないけど、
伯父が学生の自分に向けて言っていた言葉が今になってすごく良くわかった。
戻ろうとしても戻れないけど、戻っても仕方ない。
今こうやって考えることが出来るのも、今まで自分がたどった道のおかげ。
どれだけの人が関心を持ってみてくれるかわからないけど
こういうツールのおかげで、より多くの人の考えに接することが出来るのも
今の世の中。後悔の念ならぬ公開の念。
死中生あり、生中生なし。
| 固定リンク
コメント