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2007年5月 4日 (金)

Optimus199

いい天気を利用して、
昔のキャンプ道具の調子を見てみました。

大学時代からキャンプ時の食卓を支えてくれた
オプティマスの199。
白ガス、灯油、アルコールが使えるのが一つの売り。
でもアルコールで上手く行ったためしがない...。

結婚してからは一度しか点けていなかったので、
今日ほぼ4年ぶりくらいに火をつけてみました。
Dscn1884 今のガスバーナー世代には
わかってもらえないかなぁの
ポンピング。
自分の199は初期型なので
五徳はワイヤータイプ。

燃料には灯油。
半分くらいきれいな灯油を入れて、
メタでプレヒートします。
Dscn1886 なんて、プレヒートという言葉も
もう理解してくれない人が多いのかな。

いわゆるアウトドアブームのおかげで
コールマン商品が世に行き渡り、
プレヒート不要のピークワンに始まる
白ガスバーナーヘッドが普及。
ほぼ同じくしてガスバーナーも普及したおかげで
プレヒートが必要な灯油バーナーは
ショップからどんどん姿を消してしまいました。

でもプレヒートの後、
Dscn1887バルブをわずかに開いて
ノズルからの気化した灯油に着火、
炎の様子を見ながらポンピングを進め、
全開にした時の199の火力と音は、
何物にも代え難いモノがあります。

吸気系の抵抗の少ないシングルエンジンで
ストールに気を配りながらじんわりと開け始めたスロットルに
パワーが付いてきて開度と共に伸びて行く感じでしょうか。

尚、自分が買った一年後位に改良版がでて五徳が防風構造になった。
(イワタニプリムスのガスバーナーみたいな十字タイプ)
確かに、風がなければ無敵、
風があるとワンタンクで2合の米が炊けなかったこともある...。

量産品でありながら使いこなすにはコツが必要。
そんな多くの人にわかってもらえない楽しみに浸ったひととき。
そういう製品が少なくなったことは、とても残念かも。

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