怪鳥カムシャフト交換
どんより曇ったひな祭りの朝。
風も少ないのでこれはチャンスと怪鳥DR800Sの
カム周りの交換をすることにしました。
前回カムカバーを外して様子見をし、
仮組の状態なので分解は楽です。
今回はカムシャフト交換をしますので、
カムチェーンテンショナーを緩めます。
エンジンが乗った状態ではオイルクーラーが邪魔なので
ちょっと外して浮かします。
これでテンショナーを緩めるねじへの
工具ラインが確保できます。
カムチェーンのテンションが抜けた状態で
スプロケットとカムシャフトの締結ボルトを緩め、
カムを外します。左が外したカム。
で始めて拝むシリンダヘッドのジャーナル部分は...、
ちょっと摩耗してます。ちょっと傷いってます。
ということで念のため新品カムと組み合わせて
ジャーナルのクリアランス確認をしてみます。
プラスチゲージをちょっと入れて隙間チェック。
ってカムカバー固定の14本のスクリューを
トルク管理して締めて緩めての作業はちょっと大変。
下側も同様に
0.1mm未満で、
限界の0.15には
まだまだ余裕。
ということで一安心して組み立てを始めます。
カムジャーナルやカム面にはふんだんに
スズキ/二硫化モリブデン系焼付防止潤滑剤
を塗りたくります。それに加えて、
WAKO'SのASPエンジン組付用ペーストを塗布し
組み付け。
カムシャフトとスプロケをつなぐ
ボルトにはねじ止め剤を塗布して固定し、
ワッシャを曲げてゆるみ止めにします。
以下、ロッカーアーム編に続く。
| 固定リンク
« 予約 | トップページ | 怪鳥ロッカーアーム交換 »
コメント