怪鳥タンク修理2
からっと晴れた日曜昼。
「ちょっとバイクいじっててもいいよ」の
かみさんの言葉に後押しされ、
寒空の下でのバイクいぢり。
今日は怪鳥DR800Sのタンクのガソリン漏れを
なんとかしないと。
バックボーンフレームに跨がる鞍型タンク。
フレームに跨がるあたりの溶接がはがれて
満タンにするとガソリンがにじむ。
というかそこから吹き出て霧化する。(おいおい)
根本治療のためにはタンク下部につっかえ棒をして
たわみを防止しないといつまでも応力がかかることになるけど
今日はそもそもの漏れている部分の穴塞ぎをしてみます。
怪鳥のカウルを外して24Lタンクを降ろします。
作業台はサニトラの荷台。
漏れ始めたとき、液状ハンダ(要は接着剤)を塗布してだめで、
しばらくアルミテープで保っていたのですが、
今回はこのアルミテープの粘着材も逝ってしまった。
ということで、
まず粘着材を落とします。
いつもの両面テープはがし。
でも液状ハンダまでははがれない。
ワイヤーブラシでこすり、サンドペーパーで何とか
はがして地金を出します。
ちょっとかんぺきではありませんが...。
実はまだタンクの中にはガソリンが。
タンクの角度を変えると、
すこし継ぎ目からガソリンがにじみます。
溶接機等が無いので、ここで出てくるのは半田ごて。
これなら中にガソリンが入っていても
火花は出ないから大丈夫。
と若干イモっぽいですがハンダで隙間を埋めます。
でもこのハンダで応力を受けると、
これまたクラックが入るでしょうから、
一応念のためのアルミテープを貼っときます。
あんまりかっこ良くないですけど、
塗装をはがしたところの錆び予防も兼ねて
覆っときます。
寒空の中、ガソリンをほぼ満タンにしてみて、
ちょっと試走。もう日が丹沢に隠れる時間。
いつもの宮が瀬鳥居原はほとんどバイクが
いなくなっていました。
一応ガソリンの漏れはありません、
今のところ。
もう少し走ってみないと何とも言えませんけどね。
今度はタンク下の支持構造を何とかしないと。
怪鳥の持病、対策品も出ているので、'93モデル以降の部品を使えばいいだけなんですけど...先立つものはマグに喰われちゃうので...。
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