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2006年12月24日 (日)

怪鳥ブレーキ

世間はクリスマス気分の週末ながら、
天気がいいので気になっていた怪鳥DR800Sの
ブレーキパッド交換を始めた土曜日。

先週Gallinaのパッドを探しに行こうとして、
そういえばコイツは...と眺めた
怪鳥の方が減りがはげしく見えたので。

Dscn1213 ドラスタで仕入れた
フロント用ベスラシンタード(VD-427JL)
リア用デイトナゴールデンパッド(47342)
これは結構仲間がいるので無くなることはないだろう。

早速リアから掃除してばらします。

ブレーキなど走行の基本コンポーネントは万が一何かがあるとそのまま重大事故につながります。本記事を参考として作業されても何か起こっても当方はいっさいの責任を追いかねます。整備は自己責任の下で行うか、適切な整備士に委託するようにして下さい。

Dscn1214 ピストンが思いっきり出ています。
しかもちょっと錆び(?)が浮いてたりして
おろそかなメンテに対する怪鳥の訴えが聞こえるようです。
申し訳ないDR800S。m(_ _)m
Dscn1215キャリパーを取り外す前にパッドピンを緩めておきます。
「コキン!」と結構なトルクでしまっている。
たぶん熱でちょっと焼き付き気味。

Dscn1216 開けてみるとそれほどパッドは減ってはいなかった。
半分くらいか。
それ以上にピストンの方が気になる。

Dscn1217 ということで外されたパッドとピン。
DELPHI LOCKHEEDのセミメタルパッドを使っていた。
リアのパッドを交換するのは
2回目だったような気がする。
Dscn1218 でこちらはキャリパー。
おいおいやっぱり錆だよん。
車検の時に外さずにパッド厚さ確認と
ブレーキクリーナーを吹くだけにしてたしっぺ返し。
あんまりガンガン走行しないので洗車と言っても外装の拭き取りが
主だったせいもある。かなり反省。
Dscn1219 ということでピストンを押し出して、極力きれいに。
頑固な錆はこの際優しく#1500の耐水ペーパーで
磨いちゃう。その後コンパウンドでピカピカにする。
ちょっとメッキを落としてしまう怖さはあるものの、
このピストンを押し込んでシールをやっちゃう方が怖いと判断。
コンパウンドが残らないようにブレーキクリーナーを
ふんだんに吹きかけてシール面周りを洗い流す。
その後クランプを使いながらピストンのもみ出しを数回。
Dscn1220 で、デイトナゴールデンパッド。
傍らにあるヤスリで角を落としてみる。
気持ちです。

同じようにパッドピンの錆び汚れを落として
シリコングリスを塗布しながら組み上げます。
Dscn1221
完成形。
隙間に見えるピストンの輝きがちょっとうれしい。

Dscn1222 ここでブレーキフルードも程々に熟成されているので
交換することにしました。
カストロールのDOT-4。

Dscn1223 フロントも同じような状態です。こちらでも反省。
こっちはパッドピン無し構造のため
そのままキャリパー固定のボルト2本を外します。

Dscn1224 フロントの方がむしろ減っていた。
こちらは結構溝が無くなる位。
リアと同じDELPHI Lockheedのセミメタル。

Dscn1225 おそらくTOKICO製の異形2ポッドキャリパー。
パッド裏のシム無しで、ピストンに樹脂を入れて
樹脂を介してパッドを押すタイプ。
これの方が過熱時のフルードへの熱伝導が少ない?
その分タッチがいまいちかもしれないけど。

これもピストンの錆びを落として磨いてもみ出しをしましたが、
ちょっとダストシールが膨潤し気味。
もう15年ですからね。
そろそろ本当にオーバーホールしてもいい頃かも。
Dscn1226
で復元したDRのブレーキ。
新品のベスラパッドがまぶしい状態。

試しに宮が瀬あたりまで走ってきましたけど、
ちょっとあたりが出始めたところで、
何よりリアの効きが鋭くなった。
フルブレーキでリアの姿勢を制御しながらという時に
かなり頼りになる感じかも。
もう少し走行距離を伸ばしてまたレポートしますね。

にほんブログ村 バイクブログへ感じで言うとマツダアテンザでフルブレーキをかけた感じ。つんのめって前で停まるというより、腰にかかった縄をグゥゥって引っ張られる感じと言うといかがでしょ?

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