ブレンボバラシ(F編)
世間はクリスマスイブだって言うのに、
天気良ければもうバイクいぢりです。
昨日怪鳥DR800Sの前後ブレーキをばらしたのに引き続き、
GallinaのFブレーキのパッド交換および清掃をしました。
清掃前。
ブレーキ粉に包まれているのは致し方なし。
パッドが大変なことになっているとは
この時はまだわからず。
で、清掃後。
デイトナの赤パッドにしてます。
鋳鉄ディスクなのでシンタードパッドだと
摩耗が以上に早いのかな。
デイトナゴールデンパッドの裏面には「鋳鉄には使うな」と。
ということで記録をつらつらと書きますがブレーキです。何かあると重大事故に繋がります。記事をお読みいただけるのはこの上ない幸せですが、くれぐれも整備は自己の責任の下で実施するか、しかるべき整備工場に委託して下さい。参考にされそれによって起こる事象に対し当方は一切の責任を負いかねます。
1ピンのブレンボ4ポッドキャリパー。
キャリパー固定の2本のボルトを緩める前に
左右のキャリパーを締結している
キャップボルトを緩めておきます。
もちろんキャリパーがバラバラになりますので、
あらかじめフルードは抜かざるを得ません。なので、
カウルにブレーキホースがぶら下がっていたりします。
でばらしたブレンボの開き。
(二度目ですね)
以前に較べるともちろんきれい。
ただ、パッドを診てみると、
内側のパッドがめくれかけ、
ピストン側の塗料が焼けて
ケロイド状に膨れ上がっている。
これが鋳鉄ローターのストッピングパワーのもたらす結果か。
どういう履歴で走ってきたパッドかわからないけど、
バイクの性格から察するにサーキット走行されてきたのかも。
で、ピストンを抜いちゃって
徹底的に清掃して、乾燥します。
コンプレッサなんぞ持っていない
なみぞぅのコンプレッサは、
足踏みポンプとビーチボール空気入れ用の樹脂のコーン。
コーンをフルード経路に押し付けて、じんわりと足を踏み
出てくるパッドの様子を見ながら抜きます。
前回、フロントはばらしたもののピストンは抜かなかった。
フロントはさすがにダストシール付いてましたね。
でフルードを少し入れて、ピストンとシールに塗り付けて
ピストンを押し込み、組み上げます。
紅いパッドの側面とピンに刺さる部分には若干量の
シリコングリースを塗布します。
左右のキャリパーのシールをする
o-リングも本当は交換なんでしょうけど。
まだゴムとしての反力を保ち、寸法的にもシールできるので
再利用しちゃいましたけどね。
それにしてもやっぱり押し込む時のスムーズさはさすがです。
ピストンもグラファイトかなんかとにかく硬い樹脂で
錆と無縁ですし、たぶん自己潤滑性もありますし。
だからちょっと値が張るんですね。
左右を組み合わせて車体に固定し、
フルードのエア抜きをします。
キャリパーからのエアよりも
マスターシリンダー側からの方が
やっぱり上なのでガンガン出てきました。
たぶん怪鳥もここのエアをきちんと抜くと
もっとタッチが良くなるのかも。
ハヤシカスタムに相談しているリアのパッド。
欧州パッドメーカーのカタログに全く同じ寸法の部品あり。
Premierというところらしいのだが...。
まぁ背に腹は代えられない。
リアのディスクはステンレスのようなので、
シンタードパッドを注文しちゃいます。
同じパッドを使っているのは水冷TY250やFANTIC, BETAといった
一世を風靡したトライアラーが多い。
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コメント
こんばんは~。
おぉぉ、本格的にブレーキメンテですね!
確かにブレーキ関係は、知らない人が
弄ると怖いかもですね。
シッカリと仕組みを理解して
マニュアル通りの作業をすれば
怖く無いんですが・・・公共の場での
記事は怖いかもです~。
オイラのリアブレーキは飾りですので(笑
もしかしたらパッドどころかキャリパー
そのものが無くても困らないかもです(爆
749Rのリアパッドも、2年半経って
いまだに新品状態で~す。
>なみぞぅ
確かにブログって言う媒体のリスクはありますよね。
ちょっとしたキーワードで検索すると、
読めたりするので、場合に依っては雑誌よりも
目に触れてしまう可能性があるかも。
でもそれほどアクセス数ないので許して下さい。
って749Rのリアそうなんですか!
もし使わなくなったら下さ〜い。(^o^)/~
投稿: やぶいち | 2006年12月25日 (月) 00時37分