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2006年9月 4日 (月)

ウィンカー その弐

かつてのGPレーサー ロベルト・ガリーナは
自らのチームを率い、
更に後身の育成のために
最小限の空間に
最大のパワーを
とGallina TGA6を作った、
と言われています。

そして彼はそのバイクを
ライダーを育てる
スクールバイクと称したと。

今日の科目は「技術家庭」と「物理(電気)」。

えー今日の課題は、
「ウィンカーのスイッチを入れたとき、前のウィンカーだけが両方点滅して、メーターのインジケーターがぼんやりと点滅するようになったら何が起こっていますか?」

そうなんです、土曜日横浜からの帰り道、ウィンカーがおかしいと思ったらそんな現象。
これって後ろに意思表示できない。
整備不良で乗り続けるわけにいかず、日曜日にウィンカー装着後、テスター片手に原因を追及。
まず左右両方に変な現象が発生しているので、両方にまたがる機構ウィンカースイッチをばらします。端子の導通を確認すると左にSWを付けると、右側の端子も導通している?何故?

と、DR800Sの電装系を流用しているはずなので、サービスマニュアルの回路図を見ながら...
あれ、メーターのインジケーターって左右のプラス側にそれぞれ繋がっている。この繋がり方だとSWを操作した時の導通はあり得ること。

その結果どうもハーネスが変にショートしていることは無さそう。
なので前回りを復元、ウィンカーを作動させると、
普通に点滅する。
シートカウルを装着してウィンカーを点けると、
現象が再発!
よって悪いところは後ろにありとウィンカー周りのハーネスをチェック。

左右で共通の問題発生と言うことで、両方にまたがるアース側のハーネスに異常はないかと見てみると、断線発見。
大げさにばらしていろいろ見てみましたが、端末のアース線の疲労断線でした。後ろ側のウィンカー系がすべて断線した状態になるので、ウィンカーSWを入れると先ほどのメーターランプを廻り込んで両側のランプを点灯させる回路が出来るようです。
そのアース線をつなぐと無事に前後とも点滅するようになりました。

通常ですとアース側って車体のアースを利用するので、こんな現象が起こることは無いんでしょうけど、FRP車体に無理矢理保安部品を付けているGallinaならではの現象でしょうか...。

またメーターのウィンカーインジケーターランプは左を点灯したときには右側の回路を一通り回ってアースに落ちる回路で点灯しているということがわかってびっくり。なので電球のワッテージで微妙なバランスを作っているから、電球交換時には注意しないといけないと改めて思いました。

体育だけでなく、いろいろ教えてくれるバイクです。

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コメント

こんばんは~!
そろそろハーネス系もヤヴァく
なっちゃってますか・・・
出来れば、簡単なリレー回路を
作ってあげた方が良さそうな
回路ですネェ(汗
うん、左右でバランス取る
必要・・・無いですよネェ(汗

>なみぞぅ
こんばんは、やぶいちさん。
メインハーネスは多分DR800Sの物をそのまま使っているのでまだ大丈夫なのですが、カウルを這っているGallinaオリジナルハーネスは結構ヤヴァそうです。
リレーはとりあえず交換してみようかと思ってますが、全体の回路見直しは...。

投稿: やぶいち | 2006年9月 5日 (火) 20時22分

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