キャブいぢり〜とりあえず完結編
朝早くの空気はもうすっかり秋の様相ですね。
とても天気が良いのでGallinaのキャブレータセッティングをすることにしました。
ピストンバルブ開度を大きくする改造を施したBST33、でも走ってみるとちょっと回転の上がり方が鈍くさらに音が大きい問題があります。改造の狙いは中間スロットル時の燃調を薄めること。早めにピストンを開けてニードル周りの差圧が小さくなってでかいMJからの吸い出しが少なくなるかと期待したのですが、逆に濃くなっている感じ?
MJは今の吸排気系でとりあえずパワー感最も出た番手(だったと思う)で、下げたら白い狐色がプラグに現れたのでこのまま。
ニードル位置を変えてみます。
まずは現状(ニードルクリップ 3段目)確認。
全体がのっぺりとした感じ。
スロットルを開いていっても盛り上がる感じに乏しい。
2000rpm時のパーシャルスロットルで少しグズる感じがある。
でプラグの具合は、
左、右のプラグとも煤けてます。
この煤はエンジン停止前しばらく低〜中開度で走った時の燃料が濃いことを表していると勝手に考えます。
(これがぐずっている原因だろう。うん。)
で一気にニードルを下げます。(ニードルクリップ5段目)
エンジンをかけると、暴力的な音が消えている。
ちょっと走り出すと心地よく地面を蹴りだす感じ。
開けた道でフルスロットルに向け開けていくと気持ちよくタコメーターは7500rpmまで一気に駆け上がっていく!!
これこれ、Gallina君、きみがちょっと忘れてた物は。
しかも今までぐずるエンジンの様子をうかがいながら走っていた2000rpmで、気持ちよく巡航できる。(まぁ元はレーサーみたいなもんなのでツーリングセッティングは要らなかったんでしょうけど...。)しかもそこから開けてもきちんときれいに付いてくる。
プラグはちょっと座面側に煤が載るものの、電極周りは結構きれいな状態。
でそうなると気になるのが4段目。
3段目のスムーズさをもう少し力強さと共に得られるのかと試してみました。
往々にして漁父の利より二兎を追うもの。低回転の付きは5段目より心持ち力強くなった物の、2000rpmの不整脈再発、パーシャルもちょっとぐずる感じ。回転の伸びもちょっとスムーズではない。
左側のプラグは結構いい塩梅。右側プラグは煤けてる。
ということで、今までに無いスムーズさの5段目に戻ししばらく乗ってみることにします。しかしわずか2〜3mmの違いですが、こうも顕著にフィーリングの違いが出るとは!ちょっとびっくりでした。しかも音も多少おとなしくなりましたし。
とりあえず成功と思いたいです。
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コメント
こんばんは~!
出力特性やパワー感に差が出るのは
判るのですが、音量も変わるって
言うのは、凄いですね。
ビッグシングル故に、エンジンの
ちょっとした違いがモロに排気にも
影響するって感じですね。
気持ちよく走れる状態での
山はどうなのか、興味津々です~。
>なみぞぅ
やぶいちさんこんばんは!早速のコメントありがとうございます。
音量と音質に変化が出ました。キャブセッティングが常にアクセル開状態みたいだったので歯切れのよい音がずーっと連続して鳴っていた感じです。下品な爆音スクーターみたいになっちゃってました。すびばせんm(_ _)m
でも今はそれをスロットルでコントロールできるように戻ってます。良かったです。
箱根は別件あってちょっと御預けですが、近くの山坂道インプレは近日中に。
投稿: やぶいち | 2006年9月 2日 (土) 23時52分