ピーカン、P感
ほんと、久しぶりのブログですが、
今日も程よく晴れた年の瀬の1日でした。
晴れた空を「ピーカン」と表現する言葉の由来は
以前バイクの方のブログにもちょっと書いたのですが、
言葉の由来として航空写真(空中写真)用のフィルム
Kodak Panatomic-Xの低感度(ASA 32)でもきちんと写せる晴天
ということを空中写真家が使ったのがきっかけ、
ではないかという記事を日本カメラで読んだ気がして
日本カメラを調べようとしたら、
もう2021年に休刊になっていたのですね。
その記事を読んだとすれば、日本カメラを定期的に買っていた
大学時代から就職して寮にいた頃の’86年〜’93年ぐらいか。
もう手放してしまっているので、
国会図書館にでも行ってバックナンバーを読みまくって調べるしかないのですが。
よくネット上で言葉の由来は
・ピース缶のような青だから
・ピーンと晴れたカンカン照り
とか書かれていますが、
ピース缶の群青と表現するには日本の湿度を含んだ空気の空はそこまで青くない、
あえてカンカン照りを異なる表現にするほどのこともない、
と考えると、あんまりメディアに登場しないけど
プロフェッショナルとして独自の世界である空中写真家が
Panatomic感の晴天、と狭い業界用語を作っていて
それを同じ映像関連の人を介してメディア関係者にも広まった
という話があるのではないかな。
最近では「ピーカン」という言葉自体が死語扱いされてつつあるけど
その由来がもしも志高いプロの意味のある言葉だとしたら、
その志と歴史を正しく残したい気がします。
もう空中写真家も少なくなっているでしょうし、
当時Panatomic-Xを使っていた人もいなくなってしまっているんだろうなぁ。
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