2024年12月28日 (土)

ピーカン、P感

ほんと、久しぶりのブログですが、

今日も程よく晴れた年の瀬の1日でした。

 

晴れた空を「ピーカン」と表現する言葉の由来は
以前バイクの方のブログにもちょっと書いたのですが、
言葉の由来として航空写真(空中写真)用のフィルム
Kodak Panatomic-Xの低感度(ASA 32)でもきちんと写せる晴天
ということを空中写真家が使ったのがきっかけ、
ではないかという記事を日本カメラで読んだ気がして

日本カメラを調べようとしたら、
もう2021年に休刊になっていたのですね。

その記事を読んだとすれば、日本カメラを定期的に買っていた
大学時代から就職して寮にいた頃の’86年〜’93年ぐらいか。

もう手放してしまっているので、
国会図書館にでも行ってバックナンバーを読みまくって調べるしかないのですが。

よくネット上で言葉の由来は
・ピース缶のような青だから
・ピーンと晴れたカンカン照り
とか書かれていますが、
ピース缶の群青と表現するには日本の湿度を含んだ空気の空はそこまで青くない、
あえてカンカン照りを異なる表現にするほどのこともない、

と考えると、あんまりメディアに登場しないけど
プロフェッショナルとして独自の世界である空中写真家が
Panatomic感の晴天、と狭い業界用語を作っていて
それを同じ映像関連の人を介してメディア関係者にも広まった
という話があるのではないかな。

最近では「ピーカン」という言葉自体が死語扱いされてつつあるけど
その由来がもしも志高いプロの意味のある言葉だとしたら、
その志と歴史を正しく残したい気がします。
もう空中写真家も少なくなっているでしょうし、
当時Panatomic-Xを使っていた人もいなくなってしまっているんだろうなぁ。

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2024年10月21日 (月)

チンク、イグニッションコイル交換

久しぶりの投稿です。

この夏何度かエンジンが止まり、その度にポイントを疑っていたのですが、
今朝も充電したバッテリーでも、サニトラからジャンプしても
とうとうエンジンが掛からなくなりました。

プラグを抜いて様子を見ると、うっすらと湿っているので
燃料は来ているみたい。

となるとやはり点火系?
デスビキャップもポイントも特に異常はないので、
これはもしかしたらコイルか?
夏場エンストした時、猛烈に熱持っていたし。

とヘインズマニュアル片手にコイルをチェックしようと思ったのですが、
あまりコイルは診断のしようがないらしい。

しかも火花の具合を見るには、一人では無理。
トヨタカローラはセルを回しながら一人でチェックできるようにとエンジンの傾きを設計しているのにw
ということで今ついているBOSCHのコイルを外して一次側の抵抗を測定してみました。

Img_9029値は2.8Ω。
ヘインズマニュアルによるとこの値は3.2Ω以上でないとならないらしい。

で、たまたま捨てずに持っていた謎の赤いコイルをチェックすると、
Img_9030値は3.2Ω。
新品がいくつだったのかわからないのですが、
とりあえず元々ついていた赤いコイルに付け直してみます。

Img_9031

で、エンジン始動してみると、
なんと一発でかかるじゃありませんか。

どうやらコイルの抵抗減→コイル巻線減と等価となり、
結果的に誘導起電力が落ちるので、火花が弱くなっていたのでしょうね。

ということでとりあえず動くようになったのですが、
バッテリーも一度落としてしまったのでどうやら本来の性能が出ないらしい。
こちらも交換。

Img_9033

オートバックスオリジナルブランドのバッテリーでしたが、
全く同じ見栄えのパナソニックのバッテリーに交換です。

セルの回りかたが元気になったので、やはり弱っていた模様。

コイルも一応新品をいつもお世話になっているギンジさんに探してもらっています。

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2024年5月26日 (日)

輸出規制品注意書き

ご無沙汰しています。
今日は車ではなくカメラネタで。

ここのところ実家の荷物の整理をしています。
父親が使っていたNikon Fを受け継ぐことになるのですが、
そのほかカメラ関係の荷物を探している中で見つかったのが

Img_8460当時のNIKKORフィルターのパッケージと
おそらくNikon Fに同胞されていたと思われる注意書き。

Img_8461裏面には英語もきちんと書かれていて
アメリカの税関にNikonは登録しているから
代理店以外の米国輸出入はできないとのこと。
Nikon FのImg_8462シリアル番号から
どうやら1968年ごろに取得しているものなので
その頃はそういう対応があったのでしょうか。
それだけNikonブランドが海外に注目されていたことの証なのでしょうね。
とても貴重なNikonの歴史に触れられた気がします。

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2024年2月25日 (日)

FIAT500F点火時期調整

久しぶりの車記事です。

この冬、お出かけしようとしたらエンスト。
再始動できたものの、怪しい雰囲気だったので駐車場に戻したら
そのままエンジン掛からなくなったFIAT500Fでした。

日を改めてエンジンをかけようとすると、やはりかからない。

エキゾーストからは生ガスの匂いもするので
やはり火花が飛んでいないのだろう、
ということでまずはデスビのコンデンサを変えるが、
それだけではかかるがまだ止まる。

Img_7321 
デスビの中をみると、どうも一次の電圧出力を出している本来絶縁しないとならないコンデンサ取り付けの端子が長年の汚れで絶縁不良になっているっぽいので、ここを洗浄してみました。

Img_7323_20240225003301

一応抵抗値もきちんと絶縁状態になったので、大丈夫だろうとエンジンをかけてみると、回るがかからない。

どうやらデスビを差し込むところでべべルギアの歯一枚分間違えてセットしたらしいので、クランクを回して再度上死点を見つけて、1番プラグへと通電するポジションを合わせてデスビをセット。

きちんと動き始めました。

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ついでに点火時期をと思ったら、10数年前に買ったパナソニックのタイミングライトが点かない...。
なのでデスビの踵が蹴り出されるタイミングで、とデスビを回して少し早めの方向に回して調整。

なんとなく調子よく回るようになった...気がしたので、少し走りに出てみると、
数キロ走ったところで突然エンスト...。

少し休んで再始動すると回り出すものの、若干不安。

 

で、近所のアストロプロダクツでタイミングライトを買ってきて
Img_7510

点火時期確認。

20240225-02957

確かにだいぶ早いっぽい。でも早い方がアイドルでは調子よく回るみたい。

20240225-02648

とはいえ、早すぎて回してさらに調子悪くなるのも怖いので、
きちんと本来の点火時期に戻します。

これでとりあえず様子見してみます。

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2024年2月19日 (月)

PRACTOS 光学式露出計

ほんっとにお久しぶりです。

一応マーチもFIAT500Fもサニトラも元気です。
そのうちきちんと記事にします。

週末銀座の松屋に行きました。
催事会場では中古カメラ市...。沼です。
とはいえ今更新しいカメラ、アンティークのNikonを手に入れてもきちんと使いこなしてあげられないので、それを買おうというわけではなく、アクセサリで楽しいものがないかと探しに行った次第。

...あるんですね素敵なものが。

Img_7483光学式露出計というもの。

初めてみるものだったので「これ何物ですか?」と中古カメラ商のおじさんに聞いても、
程度の違うNDフィルタで見える数字が変わるようにできていて、撮影環境の光量をどの数字までが見えるかで確認すると

Img_7487

本体周りに記入された計算尺で絞りとシャッタースピードが読めるというものらしい。

そのシンプルさと革ケース付きということで勢いで購入してしまいました。

でいろいろ調べてみてもこのPRACTOSという会社のことはまだ探し出すことができない。
でもどうやら1925年あたりから1950年あたりにかけてこの露出計を作って売っていた模様。

って、まさに戦争を挟んだ時代ではないですか。

Img_7484

しかもドイツ製。

でこの周りの数字の意味を探っていたところ、どうやらこのH&D(ハーター アンド ドリフィールド)、Schinerというのがフィルムの感度を表しているらしい。で、このフィルム規格そのものをまとめているサイトも発見
フィルム規格のWiki

どうやらフィルム規格のDINは1933年頃にできたもののため、この光学式露出計は1930年頃のものではないかと推測。
このH&Dだと今のASA 100は3200になるので、その数字にリングを合わせます。

その状態で被写体を見るように本体を向けて覗き込みます。

Img_7490

覗き込んだ様子はこんな感じ。
数字が見えて小さくなるとどんどん濃いNDフィルタで数字が暗くなる具合。
これが読める数字でリングを止めると、その光量に応じたシャッタースピードと絞りの組み合わせが選ばれる具合。

これで天井証明を見上げると数字1が見えるくらいなので、
その状態で側面の計算尺を合わせるとシャッタースピード1/100でF2ぐらい。

Img_7493こんな状態

試しにオリンパスPEN-Dで露出を測ってみると
Img_7494こんな状態2

1/125でF1.9と出ます。
結構近いのかも。

意外と使えるのかもしれません。

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2023年10月 7日 (土)

断線

先々週、ちょっと横浜界隈までチンクで出かけた帰り道、
家まで数キロとなったところで、突然加速時に吹けなくなる現象が出た。

なんとなくガソリンも減りつつあるところで、吹けなくなる感じは燃料かなぁと思ったので
燃料を満タンに入れてキャブクリーナーで掃除をしたのですが、

先週の朝、確認のために様子をみようとエンジンをかけようとすると、

初爆はあったものの、エンジンがかからなくなった。

セルモーターは元気に回るし、排気管から生ガスの香りはするので
これは点火系だなぁとデスビを開けて見てみようかな、

と思ったら

Img_6879
見事にポイントのON/OFFをコイルに伝えるリード線が断線してました。

それは火が飛ぶわけはない...。

 

どうやら先々週調子が悪くなったのもこの線が切れかかっているところで
加速時に負荷をかけながらの加速の振動でほぼ断線
半クラでエンジンを回すと振動が少なくて接触ということの繰り返しだったみたいです。

なので、もちろんこの線をきちんと繋いで復活です。

Img_6881

ついでにイリジウムもいれてみました。
なんとなく調子いいです♪

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2022年10月 2日 (日)

自動化って

今日はウェブ記事への徒然を。

https://gigazine.net/news/20220930-aaa-finds-serious-limitations-aebs/?fbclid=IwAR1C8i0Eh8UKc7wwMSradNrtfBJ1nl44WLpT3Z5z4dHgB92nqbqdPdwJRbs

うちの車たちにはABSも付いてはいないのですが...。

ABSって時事刻々と変わる路面状況とタイヤのグリップ状況をタイヤのロック状況を瞬時に判断して、ロックを判断したら油圧を緩めて、グリップしたら再びかけてというのを繰り返す。

それにより減速しながらの操舵入力に対する車の応答は確保するというもの。

どこまでタイヤのロックを残すかというのがメーカーの腕の見せ所だし、多分そこをある程度操作できる人にとっては下手なABSの介入が邪魔になる場合もあるのかもしれない。

ブレーキそのものは油圧を伝えて回転物を止めるものだが、人間は車を止めたい。

回転物が路面に減速力を伝えられることで初めて車は減速できるが、ブレーキそのものは路面を認知していなかったことを補うのがABSなのでしょうね。

このように機械ができることがユーザーの最終目的と異なることを機械同士の連携や制御装置を介在させて繋ぐ自動化は、キャブレータの複雑な流路設計やエンジンの点火システムの進角調整の自動化があるのでしょうね。

両方とも機構の複雑化を単純なデバイスの複雑な制御に置き換えられていってますが。

 

この運転支援システムというのはどのような自動なのだろう。
人間の認知・判断・操作、というものを置き換えようとするものなので、正常に認知・判断・操作できない状況に介在して車を安全に運用させるものなのかな。

さらに自動運転というやつは人間が逆に介在者になるものでしょうか。

自動化されるのは機械ではなく人間なので、一昔前の自動とは大きく異なるのでしょうね。

この自動化はオートマチックミッションとかアクセルバイワイヤーで既に数十年前から実は少しずつ人前には現れていて、少しずつ人間側を飼い慣らしていたのかもしれない。

なので私自身はオートマチックに乗ると、そのオートマチックがどうシフトを変えていくのか、その特性に気を遣わないと気持ちよく運転できないので、どうやっても理解できない好きになれない車と理解できる好きになれる車が出るのでしょうか。

同様にスロットルへの付き、エンジンを操作している実感が感じられないとちょっと馴染めない。

もしかしたら欧州車ってこの車に飼い慣らされるではなく、車はやはり人間が飼うものという感覚で操作するところのリニアな感じが残り続けているので、わかる人はどんどん欧州車を選んでしまっているのかもしれない、なんて思ってしまった。

いつまでも「自」分で「動」かす「車」に乗りたい。

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2022年9月 4日 (日)

マーチ号ウォーターバルブ交換

数週間前から、ちょっと駐車場の地面が汚れるなと思っていたら

どうやらマーチ号、冷却水が漏れていたらしい。

場所はベルト周りなので、今までのようにホースとかラジエータとかではなウォーターポンプ。

しかも一週間前あたりからシャーっという異音が大きくなっていたので。

で、エンジンのベルト周りの汚れを落として漏れを確認してみると、やはりという感じで結構漏れてしまっていたので、急遽ウォーターポンプ交換。

355799kmで外されたウォーターポンプ

Img_5096

水漏れを起こしていたのは軸受の部分でした。

軸を指で持って押すとカタカタと内部のベアリング躍る感じ。

分解修理できるものでは無い作られ方をしているので、修理は不可能っぽい。

水を送り出しているブレードもボロボロになっているかと思ったら

Img_5097 

思ったより形状が変わっていない。

確かに内部スクロールの舌部壁面あたりにただれが見られるので、その辺で複雑な流れがあったのでしょうけど、全体的には結構綺麗だった。

 

おそらく軸受のシールの破損はヒーターホースからの水漏れの結果かなり冷却水が減ってしまった状態で走行し、東北道の佐野藤岡辺りでオーバーヒートになってしまったりとかで、少しずつ高温の水蒸気にも晒しちゃったからかもしれない。

きちんと冷却水量を見て走っていたらと思うとちょっと悪いことしたな。

でも大事に至る前に部品交換で済んだことは幸い。

交換したウォーターポンプはとても静かに仕事してくれてます。

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2022年7月31日 (日)

チンク床修理

ほんとに久しぶりの更新です。

ってのを毎回言っていちゃいけないですね。

実は前回の更新から間も無く、助手席側のフロアパネルから地球が見えまして2月26日に修理に出しました。

Img_4194 いつもお世話になっているギンジさんにお願いして、そのまま板金工場へ。

 

フロアパネルは以前ドライバー側は見事に踵の位置で穴が空いたのでドライバー側は修理済み。

助手席側はオリジナルのパネルを残していたのですが、もともとアンダーコートを派手にかけられていた個体だったので、どこまで何が損傷しているのかよくわからなかったのが本当の姿。

もしかしたら結構昔からシートレール周りにヒビが入っていたのかもしれません。

 

ということで綺麗に修理してもらいました。

Img_4944綺麗になりました。

併せてフロントフェンダーの下端とサイドシルにも穴が空いてサビが浮いていたので切断して交換しました。

見事にドアが普通に閉まるようになりましたw

 

結構かかりましたけど、

これでまたきちんと楽しめそうです。

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2020年6月27日 (土)

Biolite

ほぼ一年ぶりの投稿になるんですねぇ。

すいません、とりあえず生きています。

数年前、その志に共感して使い始めたストーブがあります。

Bioliteキャンプストーブ。

熱電素子を炎の中に入れて、発電した電力で

燃焼室に空気を送り込むバーナー。

木片を効率よく燃焼させることで、煤が出づらく

火力はそれなりにというもので

アウトドアでは燃料は現地調達という強気の言葉で売り始めてた。

さらに発電した電気をリチウムイオン電池に蓄えUSB電源にもなる

というもの。

でも志は地球上でいまだに肺疾患で命を失う人が多く

その多くは発展途上国で調理を担う女性。

まだまだ燃料や電気が行き渡らない地域では、調理に薪を使い

それらは非効率な燃焼で煤塵を吸わせる状態。

そんな発展途上国の健康リスクを少しでも少なくしたいというのが

このバイオライトストーブの本当のすがた(らしい)。

なので家庭用の大型のものも準備されている。

それにもUSB充電ポートが搭載されているのは、

スマートフォン片手に遊んでいる夫にも購入する気を起こさせるため(らしい)。

 

そんなBioliteのラインアップはストーブとランタンたち。

Img_1662 その中のランタン&フラッシュライト&バッテリーも手にしていたのだが、

2年ほど前からバッテリーの充電ができなくなっていた。

なので近所の代理店になるモンベルに持ち込んで修理を依頼したところ、

新古品との交換という形で帰ってきた。

どうやら誤った使用法による故障ではなく、機能失陥ということで

保証対象となったらしい。

ますます頼りにしてしまうなぁ。

これからもまた長く付き合っていきたいです。

 

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