PRACTOS 光学式露出計
ほんっとにお久しぶりです。
一応マーチもFIAT500Fもサニトラも元気です。
そのうちきちんと記事にします。
週末銀座の松屋に行きました。
催事会場では中古カメラ市...。沼です。
とはいえ今更新しいカメラ、アンティークのNikonを手に入れてもきちんと使いこなしてあげられないので、それを買おうというわけではなく、アクセサリで楽しいものがないかと探しに行った次第。
...あるんですね素敵なものが。
初めてみるものだったので「これ何物ですか?」と中古カメラ商のおじさんに聞いても、
程度の違うNDフィルタで見える数字が変わるようにできていて、撮影環境の光量をどの数字までが見えるかで確認すると
本体周りに記入された計算尺で絞りとシャッタースピードが読めるというものらしい。
そのシンプルさと革ケース付きということで勢いで購入してしまいました。
でいろいろ調べてみてもこのPRACTOSという会社のことはまだ探し出すことができない。
でもどうやら1925年あたりから1950年あたりにかけてこの露出計を作って売っていた模様。
って、まさに戦争を挟んだ時代ではないですか。
しかもドイツ製。
でこの周りの数字の意味を探っていたところ、どうやらこのH&D(ハーター アンド ドリフィールド)、Schinerというのがフィルムの感度を表しているらしい。で、このフィルム規格そのものをまとめているサイトも発見
フィルム規格のWiki
どうやらフィルム規格のDINは1933年頃にできたもののため、この光学式露出計は1930年頃のものではないかと推測。
このH&Dだと今のASA 100は3200になるので、その数字にリングを合わせます。
その状態で被写体を見るように本体を向けて覗き込みます。
覗き込んだ様子はこんな感じ。
数字が見えて小さくなるとどんどん濃いNDフィルタで数字が暗くなる具合。
これが読める数字でリングを止めると、その光量に応じたシャッタースピードと絞りの組み合わせが選ばれる具合。
これで天井証明を見上げると数字1が見えるくらいなので、
その状態で側面の計算尺を合わせるとシャッタースピード1/100でF2ぐらい。
1/125でF1.9と出ます。
結構近いのかも。
意外と使えるのかもしれません。
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