Boehm バキュームエンジン
夏休みの宿題、第二弾です。
Boehm社の
バキュームエンジン。
Flame eater
一種の外燃機関で16世紀に既に基本特許が
取得されているとの事。
(動作原理のページがあったので引用)
というかその頃にもう特許という思想があった
という事の方が凄いのはさすがイギリス。
...トルクス使うの?
でビビってしまいましたが、
以前パソコンをばらすのに
買ったトルクスがあるはず
と探して持ってきました。
それ以外は2.5mmの六角レンチ
と小さなモンキー。
ドライバーを使わないというところが
何ともドイツっぽいキットです。
あまり縁のない
小さなトルクスのねじ達、
手にずっしりとくる
真鍮製のフライホイール。
一つ一つがゲルマンを
感じさせます。
で、組み立て開始。
これまたずっしりと来る
指紋を付けたら
気になるような
真鍮製シリンダーに
アルミ製のピストン。
素っ気ないほどの内部と
表側は徹底的に工作技術による
芸術性を追求という感じが
Boehm、ドイツ人らしいところ。
で、シリンダ周りには
特別なオイルを塗布
という事で、
マイクロシリンジと
注射針が入っているのも
実にドイツらしい感じ。
ちびちび塗るにはいいですね。
とはいうものの
取説通りに組み立てると
工具ラインが
フライホイールで
塞がれている
ネジもあったりして。
また、
吸気バルブには
どうやら切削加工の
残りと思われる
突起もあったりして。
これらが本当に
間違いなのかは
現在確認中です。
でもドイツ人も夏休み長いからなぁ。
で、完成です。
カムシャフトを
通すところで、
ベアリングを
なかなか貫通出来なくて
3時間弱かかりましたが。
試し運転です。
消毒用アルコールを
燃料に炎を
食べてもらいました。
最初フリクションが
ちょっとあったようですが、
ピストンとシリンダに
あたりが付いた頃から
調子良く回る様になりました。
全開でコンロッドと
ピストンカムを締結するネジがすっ飛ぶとか、
フライホイールを固定しているイモネジが
すっ飛ぶとかという楽しい現象もありましたが、
結構楽しめます。
あんまり力ないですけど、
音と雰囲気は何とも言えない楽しさがあります。
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