Potential for your driving
金曜日夕方、銀座に出たついでに、
日産本社ギャラリーをちょっと覗いてきました。
レースシーズンの始まりということもあってか、
最新のGTカー展示と併せて往年の競技車両達も展示。
今日はたまたま一緒に行ったなみゲンが
ちょっと好きな旧車メインに紹介しちゃったりします。
日産初のFF、チェリーX1Rのレーサー。
サイドマフラーがかなりいけてます。
小径の極太タイヤでアシスト無しのステアリングは
街乗りしたくないです。ってレーサーですね。
チェリーは日本だけでなく欧州でも走っていたらしい写真が、
Car MagazineのAbarth特集('07年3月号 p.33右下)に
伺えます。ワークス参加では無かったようですけどね。
星野カラーバリバリって感じの
シルビアスーパーシルエット。
このホイールでインパルは大当たりですね。
そのシルビアも今となっては絶版車。
見つめる若者二人にこの車はどう映っていたのだろう。
R391。往年のNISSANカラーを纏い、
富士を走った車。らしい。
ダークブルーメタリックの輝きが妙にしみました。
'80年代後半から'90年代前半のLe Mans,
DAYTONAでの日産の活躍を覚えている人は...
もう少ないんだろうなぁ。
こちらはサファリを駆け抜けた510ブル。
スーパースポーツセダンとして飛んだ青い鳥が
再びモータースポーツの空を舞うことは
もう無いんでしょうかね。
書いていたら涙が出てきましたよ。なみゲンも目真っ赤です。
プリンスの名も誇らしげなR381。
スポーツカーメーカーのポルシェに
極東の量産車メーカーが一泡吹かせた。
日産との合併間もない頃の一台。
チェリーも元々はプリンスの設計ですし、
箱スカもプリンスの意地でしたし。
いい意味で二社(二派閥か?)が競い合ったんでしょうかね。
小型車ではチェリーに対しサニー。
量産車の箱スカに対してローレルと510ブル。
スカイラインは別格になってしまったのか、
それだけで特集できるくらいだから
カルソニックR32だけ置いてあった。
でも日本車の自動車レースを切り開いたのは、
オーストラリアラリーを走り切った
桜号(と富士号)。
これはダットサン310になるのかな。
世界に日本車の実力を知らしめた一台。
1958年のこと。そろそろ50年なんですね。
そうやって切り開いた世界に羽ばたいて行った日本車達、
なのにお膝元の日本の車社会は果たして健全なんでしょうかね。
Potential for your driving.
人との勝負というより自分との勝負だった頃の
モータースポーツを匂わせる展示。
なんて受け取り方をしちゃいました。
...なみゲンは運転できませんけどね。
あ、R380のテールランプってS54スカイラインだ。
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